笑楽(わらい)


昨日、掛川から福島へと舞い戻ってきました。
そして、いよいよ明日は四国に帰ります。
短い福島暮らしで
押さえておかなければならないのは
やはり蕎麦だろう。

掛川も、ここ白河も 同じ系列のホテルを利用していますが
ホテルからそんなに遠くない289号線沿いに
小さな蕎麦屋があります。
笑楽と書いて(わらい)と読みます。
暖簾をくぐって、引き戸を開けて
店に入ると 驚きました。

蕎麦屋なのに、BGMはJazzです。
それも「MJQ」。
ミルト・ジャクソンのヴィブラフォンの調べです。
店内を見渡すと、和風のようであり どこかモダン。←<死語?>
座敷席の常連さんの会話では、焼酎の蕎麦湯割りに
山葵を注文しています。
黒板に書かれたメニューには
酒の肴系の品々がずらり・・・。
どうも、夜は蕎麦屋系居酒屋になっているようです。
蕎麦メニューの中から
「おろし天蕎麦」を注文しました。
もしや、メインが居酒屋で
蕎麦は?どうだろう?
と、心配していると
なんと!立派な蕎麦が運ばれてきました。

天婦羅は揚げたて、蕎麦は湯がきたて!
厨房で氷水で締めているのが見えていました^^
盛り付けも丁寧で、薬味の種類も豊富です。
そして、主役の蕎麦は 薫り高く風味豊か!

そして、良い細さ。
頼まなくても、良いタイミングで蕎麦湯も出てくる。
そういえば、関東の老舗蕎麦屋では
まず、熱燗を注文して 天婦羅をつついて
それから、蕎麦を食べるのが粋な旦那の手順。
落語なんかに、そんな景色があったような・・・・。
JAZZを聞きながら、蕎麦を頂いていると
なんか、「粋な蕎麦通」と呼ばれたくなりました。