やまじ のち 黄砂


日本三大局地風の「やまじ風」が収まったと思ったら
北西の風と共に、「黄砂」がやってきました。
今日15時頃、大王岸壁から、法皇山脈を見たところ。

正面ちょっと左が翠波峰(892m)。左端が豊受山(1250m)です。
黄砂といえば、大気汚染やアレルギーなど
悪いことしか浮かびませんが、
ちょっと調べてみたところ、案外良いところもあるようです。
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砂や砂に付着した物質によって、
土壌や海洋へミネラルが供給され、
植物や植物プランクトンの生育を促進する作用もあり、
黄砂に土壌を肥やす効果があることも指摘されている。
黄砂の成分であるリンや鉄などが、海洋のプランクトンや、
ハワイの森林の生育に関わっているのと研究結果もある。
また、黄砂に含まれる炭酸カルシウムには中和作用があり、
黄砂の飛来と雨が重なると、雨を中性・アルカリ性に変える。
そのため、酸性雨の被害軽減にも寄与している。
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人間の感覚や時間的スパンで言うと
迷惑千万であるかも知れませんが
地球の営みの中では、
ごく正常な、ありきたりな日常なのかも知れません。