二光のカレー


マヂ!びっくりした!
「中カレーください」と注文したら
「小カレーにしてください」と言われた。

「二光」という、イメージの沸いてこない名前のレストラン。
白河の旧市内の一角に、その店はあった。
店の周りは、スナックやパブのあるネオン街。
この「二光」も、18時開店、明け方4時閉店。
普通の営業形態ではなさそうだ。
現地スタッフから、「カレーが辛くて美味い」と聞いて
地図を頼りに、一方通行の路地の迷路を巡ってきた。

レストランという肩書き通り、数あるメニューの中から
お勧めであるところの、カレーの項目を見ると、
〇カレー
〇小カレー
〇中カレー
〇大カレー
〇極カレー
と分かれている。
てっきり大きさかと思ったら、これが辛さの段階だそうだ。
しかも、小カレーが10倍、中カレーが20倍の辛さだという!
ウン十年前はさぞ美人だったであろう、おばあちゃんが
我々を、素人だと見透かして 気を利かし
「小カレーにしとったほうが、ええよ」
と、助言してくれたのだ。

素直に、小カレーを頂いた。そして、それは正解だった。
これでさえ、とんでもない辛さだ!
が!それでいてなんとも美味い!
休むと口が痛いので、休まず黙々と食べる。
半分食べる前から、もう額と鼻の頭は 玉の汗。。。
上手に口に運ばないと、周辺がしびれてくる。
ポテサラが、こんなにありがたく感じたことは無い。
傷に塗る軟膏のように、癒し感があるのだ。
食べ終えた後の爽快感は、まるでスポーツの後のようだ。
若干の痛みを伴っている。
きっと明日の朝も、敏感な部分が痛いのかもしれない。