ノスタルジックカメラ30


さて、昨日に引き続き
掛川で譲り受けたカメラの紹介です。
カメラは、オリンパスペンW。
「W」は、ワイドの「W」です。

元祖オリンパスペンが、焦点距離28mmでデビューし、
それから5年後、焦点距離25mmのワイドが発売されました。
ご覧のように、手のあたる部分の塗装がはがれ
地金が露出しています。
よっぽど大事に使われていたのでしょう。
これほど使い込まれていても、故障はしていません。

きっと、子供たちの成長や、家族旅行等の
様々なイベントで、大活躍したカメラなのでしょう。
このカメラは、露出の制御装置も無く
全くのマニュアルで、全て手動です。
シャッター速度は、B、1/8~1/250。
絞りは、F2.8~F22。
この中で、適正露出を自分でセッティングするのです。
ピントは、0.5m~無限まで・・・。
3mと5mが赤文字になっていて、クリックがあります。

通常の露出なら、ピントを3mにあわせておけば
被写界深度の範囲内におさまり、ピンボケはありません。
オリンパスでは現在、ミラーレス1眼レフとして
「PEN」の名前を復活させていますが、
それらのコンセプトの原点が、このカメラに見られます。
このカメラのサイズが、
108X68X40mm
現在のE-PL1が
114X70X42mm。

ハーフサイズですから、36枚撮りのフィルムで
72枚の撮影が出来ます。
デジカメの気安さは無いにしても、
かなり惜しげなく 撮影出来ますね。
地金の部分が、錆びないように
十分注意して、保存しないと・・・。
シリコンクロスで、なでなでしながら安田記念を見ていたら、
「ショウワモダン」という馬が優勝しました。
いや、買ってません。。。。。。。。。。(撃沈)