ノスタルジックカメラ34


FUJICA ST801 LEDです。

今でこそ、LEDという言葉はよく聞きますし、
これから先も、どんどん生活に浸透してきそうです。
その、LED(発光ダイオード)を いち早く取り入れていたカメラ。。。
それが、このST801です。
ファインダーの中を覗くと
画面の右側に、縦に7個のLEDが並んでいます。
適正露出なら、真ん中のLEDが点灯して
1段オーバーなら一つ上のLED。
2段オーバーならもう一つ上のLEDが点灯します。
下段も同じで、1段アンダーなら
一つ下のLEDが点灯するという仕組みです。

露出計が内蔵されているというだけで、
絞りやシャッター速度が制御されるわけではなく
その操作は、自分でダイヤルを回して、
適正になるように合わせるわけです。
当然、オートフォーカスなどはありませんから
焦点も自分でファインダーを覗いて合わせるのです。
このカメラのもう一つの特徴は、中級機でありながら
1/2000のシャッター速度を持っていることです。

シャッターは、メカニカルシャッターですから
LEDによる露出の表示に依存しないなら、
電池がなくても、写真が撮れます。
レンズはFUJINON1:1.8  f=55mm。
明るいレンズです。

自分の経験と勘を頼りに、
フルマニュアルな写真を楽しむなら
明るい場所でも、早いシャッター速度で
絞りを開けることが出来、
ボケの美しい写真が撮れますよ。