さらしなの里


長期の滞在なら、どのようにローテーションを組んで
日々の外食をこなしていくか、毎度 悩ましいのだが、
今回は1日の滞在で、明日には四国に帰ります。
そうなると、逆に何を食べて帰ろうか
違う意味で悩ましい。。。。
悩んで悩んで悩んだ結果、選んだのは蕎麦です。

今日の白河市の最高気温は12℃。
そして、最低気温は1℃。
四国よりはかなり冬です。
暖かい時期なら、ざる蕎麦を大盛りで頼むところですが
今日は初めて、「鴨だし蕎麦」を注文しました。

温かい鴨だしに、冷たいそばをつけて食べる。。。
うどんで言うと「ヒヤアツ」のようなものです。

さらしなの里という店名が示すとおり
蕎麦は、甘皮を残した更科粉を用いていて
店内には、北海道のホニャララ産(字が読めん)と貼ってありました。

ダシは、四国ではまずお目にかかれない
例の濃口醤油の黒い汁。
そこに、鴨と葱、みつばなどが入っています。
写真でも判るとおり、かなり脂ぎっています。
でも、これが北国の蕎麦なんですね。

このだし汁に、蕎麦をつけて食べますが、
このままではダシの絡みがいまいち・・・・。
そこで登場するのが、

そう、この卵黄です。
これを溶き入れて、半熟になった状態を
そばと一緒にすくいとる。。。。
なるほど!冬の食べ物だ。とわかります。

そして、歯応えのあるカモ肉。
そこから滲みでた濃厚なスープと脂。。。
冷たい麺をつけているのに、汗ばんでくるんです。
なんか、薬膳を食べているよう。。。。。

スープの中から、鴨のつくねが出てきました。
これがまた、ダシが染みてめっちゃ旨!
で、2個目を探したけど出てこない!
1個かよ!と涙目で突っ込みたくなる
冬の蕎麦でした。