掛川夕食ツアー、三日目。
どうしても外せないのが、この鰻です。
「また、ええもんばっかり食べて!」
と、突っ込まれるのは覚悟の上。。。。。。
でも、この鰻は四国では味わえない、
って言うか、ここ以上の鰻に未だめぐり合ったことが無い。。。
それほど、美味いんです!
美味さの秘密は何でしょう?
タレに関しては、東西それほど差は無いと思いますが
大きく違うのが、そのさばき方。
関西は腹開き、関東は背開きです。
関東と言っても、その境目は三重県当たりだそうですが・・・。
四国などはほとんど、腹開きで直火焼き。
ある程度歯応えを楽しむ感じです。
それに比べ、東の方では背開きにして
一旦蒸したものを、焼きあげることで
ふっくらとした食感を楽しもうというものです。
また、一説では武家社会では腹開きが
切腹につながるからと、忌み嫌われたという話もあります。
武家社会といえば、ここは徳川家ゆかりの掛川城下町。
この店の、住所を見てください。
「掛川市肴町」ですよ!
きっと昔から、お城下の肴を一手に引き受けていた町なのでしょう。
この「うな専」のとなりも「甚八」といううなぎ屋さんです。
決して安くは無いこのうなぎ屋さん。(うな重松で1980円)
土用の丑の日でもないのに、どちらも満席です。
どうも鰻というだけで、食費の計算の物差しが狂ってくるんですね。
鰻と一緒に出てくるのが肝吸い。
なんとなく、肝吸いと言うだけで
滋養強壮に効きそうな気がしますね。
「ユンケルの一番高いのより安い」と、
休日返上で働き続ける 出稼ぎ労働者は、
自分に言い聞かせるのでした。