上海晩飯


中華料理を攻める!と言っても
それは日本でいうと、ごく普通の大衆食堂です。
だから、回るテーブルでも無いし、
おねぇさん、チャイナドレスでもない。
それに関しては、王王楼以下と言える。
しかし、めっちゃ美味い!!
今夜、一番美味かったのはこれ。

キャベツと牛肉の炒め物。
別にどうってことのない、ごくありふれた料理ですが
とにかく美味い!!
これがあったら、後は白ご飯だけで十分行ける。
甘辛さが絶妙で、絡み具合が抜群。
そして、もう一つ  「酸辣湯」

黒酢の酸っぱさが効いていて
じんわりと辛い。ボディーブローのように後から効いて来るパンチです。
パクチーが乗ってますが、
わたくし、全然平気です。
昔は春菊さえ食べられなかったのに
すっかりオトナになったもんだ。
次は、「小龍包」

蒸したてを持ってきて、セイロを開けたら
向こうが見えないくらいの湯気。
これ、いきなり行ったら大やけどです。
もう、見るからにスープが、タップンタップン。。。。

スープの重みで、膨らんだ部分が
若干透けて見えるほど。。。
先端をお箸でつまんで、そっとレンゲに乗せる。
そっと穴をあけたら、レンゲにスープが満ち満ちる。
それを、上手にすする。
そういう一連の手続きを、ワーワー言いながら楽しむんですね。
そして、今夜、デビューした物。

メニューには「饅頭」と書いてありました。
やってきたのはまるで、スイートポテトのような焼き色。
これは、コンガリ焼き上げたパンのような感じです。
それだけでは小麦の風味のただのパン。
ところがところが。。。。

この、真中の皿に入っている物は!
実は、「練乳」なんです。
これをたっぷり付けながら頂きます。
なんとも言えない香ばしさと、甘さ。
これは、不思議なおいしさですよ。
家庭でも応用が効きそうです。
カロリーのことを考えないなら
本当に超美味い!
まだ始まったばかりなのに、先の思いやられる今回の旅です。