紙ぐし・かに鍋コース


全てが衝撃的でした。
味も、ボリュームも、そして、ママさんのキャラも。。。。
完全に圧倒されました。
友達に誘われて、カニ鍋を食べに行ったんですが、
初めて行く店「紙ぐし」・・・・。
むさ苦しい、おっさん3人で挑みます。
川之江の金生川の土手から、地下へ降りていく
秘密基地のようなところにあるお店です。
カウンターに8席と、小上がりの座敷にテーブルが三つ。
ゆったりとした空間です。
まず運ばれてきたのがポテサラ。

これがいきなり、激ウマ!
で、最初からかなりのボリュームですよ。
次の料理の箸つなぎに、ぼちぼち食べていると、
おばちゃん、いやママさんが
「はよ食べて」って・・・・。
次のお客に出す、ポテサラ用のガラスの器が足らないそうです(笑)。
はいはいと、完食するやいなや・・

芝海老の唐揚げがどっさり運ばれてきました。
揚げたてアツアツ。
最初からあんまり飛ばすと、あとが続かないと分かっていても
やめられない止まらない・・・^^
すると、そこへ殻つき牡蠣の酒蒸し登場!

ビッグサイズで揃っていますよ。
どれどれと、殻を開けると、ホラ・・・

ぷりっぷりの身が・・・。
レモンを絞って、ハフハフと。
なんとも言えない旨さです。
いや~!こりゃあたまらん!
ガツガツと、やっつけているところへ運ばれてきたのが・・・・

艷やかな、白身のお刺身。
カレイかな?と聞いてみると、
なんと!舌平目だそうな。
このあたりでは「ゲタ」とか「ゲタカレイ」と呼ばれる
わらじのような形の平目ですね。
これがまた、コリコリとしっかりした歯ごたえで
しかも、なんとも言えない甘さ!
こりゃまたどーぞい!
等と言っていりますと、次なる料理は鳥の足。

友達が、ガーリックパウダーをふりかけようとした時、
ママさんが、「先ずはそのまま!」と言うんです。
アルミ箔を巻いた部分をガシッと握り、
ガブっとかぶりつけば、しっかり下味がついていて
皮はカリカリ、身はジューシー。
いやもう、寡黙に軟骨まで食べてしまいましたよ^^

さあ!いよいよ「カニ鍋」の具材が運ばれてきました。
ここから先は、ママさんの独壇場。
コンロの点火のタイミング、具の投入、蓋の開け閉め、
火力の調整、全てがママさんのお仕事。
決して手出しは無用です。

さて、カニが配給されました。
ママさんに言われるとおり、箸をツッコミこねて引っ張り出すと
甲羅のスミのたまごやミソが、出るわ出るわ(笑)
北陸のカニツアーでも、こんなことは教えてくれなかった。
まさにカルチャーショックです^^
カニの他にも、自家製鳥のつくねや魚のつくねが入っていて
カニのだしを吸って、美味いの美味くないの!
もう、かなりお腹いっぱいと思っていたのに
どんどん入って行くんですよ。
お腹が4次元ポケットになったよう(笑)
いやあ、よく食べた・・・・とお腹をさすっていると・・・・

自家製餃子の登場!!
これがまた、ザクザクと大振りな野菜がたっぷりの餃子で
羽根もカリカリ、中はジューシー。
それにしてももう満腹です。。。と言いながら
不思議とこれがあっさり収まるんですよ。
どうなっとんじゃあ!!(笑)
さあ!と、言おうとしたらママさんが「さあ!」と持ってきたのはうどんです。

これを、カニ鍋のスープに入れて、
しかも、釜玉ででいただくのだそうです。
これはもう、美味くない訳がない。
卵が半熟になったところを、ずるずる~っと!
それにしても、これほど食べたのは何時ぶりでしょう。。
ようやくデザートが運ばれてきましたよ。

なんと!苺ですがこれがまた
パックに入ったままの状態でどかん!
なんと豪快な!
おっさん3人が、苺ワンパック抱えて居る様子は・・・
なかなか見られないですよね(笑)
乾杯で始まって、デザート完食まで4時間。
とにかく美味かった!の一言ですが、
食事と言うよりは、これは戦(いくさ)と言っていいでしょう。