アートゾーン藁工(WARAKOH)倉庫


高知市の町外れ。。。
運河沿いに、レトロな倉庫群があります。

その昔、藁や藁製品を備蓄するために作られた倉庫群です。
時代の流れの中で、その役目を終えようとしていたとき
有志が集い、高知の歴史を守ろうと、再生に着手。
2011年12月23日に「アートゾーン藁工倉庫」として
新しく生まれ変わったのです。

ゾーンの中には、ミュージアムや多目的ホール、
レストラン、ショップなどがありますよ。
ミュージアムでは、「藁工倉庫Re」と銘打った
倉庫が美術館へと変化していく様子を
写真と映像でとらえた展示がされていました。

高知に、沢田マンションという
アーチストが沢山住んでいて
マンション自体がアートになっているという場所がありますが、
そこの住人が、多く参加しているようです。

今後も、次々と催しの予定があるようですよ。
例えば古民家を自転車で巡るツアー。
高知市内に残る古い倉庫や建物を自転車でめぐるそうです。

また、「映像パフォーマンスin藁工」というのもあるそうです。
参加者のパフォーマンスで、1本の短い映像作品を作り上げる。。。。
なかなか楽しそうじゃないですか^^

ゾーンのちょうど中心には、レストランがあります。
その名は「土佐バル」
ちょっと入りにくいなあ。。。
「バル」って、いわゆる「バー」のことでしょう?
入口も、めっちゃオシャレで、まさに「敷居が高い」と感じたんですよ。

そんな気持ちが、顔に出ていたのでしょうか。。
立ち話していたスタッフが、さりげなく声をかけてくれて
バルの中へと導かれたのです。
そして、リノベーションについて話を聞かせてくださいました。
夜は、確かにバーですが、
昼はランチ、その間はカフェと、
メニューの趣を変えているとのことです。

まず、中へ入るとここがウエイティングスペース。
土佐ヒノキを手彫りで作った、
洒落たスペースですよ。
小窓からは、中の様子が見えるようになっていて
それがまた、額縁に入った絵のようなんです。

倉庫の高い天井を、そのまま生かした店内は
すごくリッチな感じの空間です。
「どうぞ、見るだけでも・・・・」
と言われましたが、中へ入ると
「ここには絶対、美味いものがある」
という、動物的勘がはたらいた。

そして、その勘は的中!
どうです!このりんごのケーキ。
写真だけで、美味さが伝わるでしょう?
コーヒーはエスプレッソを頂きました。

このエスプレッソは、底に練乳が忍んでいます。
最初は、ガツンとカフェインの塊を・・・・・。
・・・・カフェインの濃縮液^^
そして、途中から練乳でまろやかにして
ミルキー味のカフェイン原液。

あまりの居心地の良さに、時を忘れて
気が付けば西陽が差し込む時間帯。。。。
後ろ髪を引かれながら、高知を後にしたのですが
そういえば昔「南国土佐を後にして」という歌を
ペギー葉山が歌っていたなあ、と
ふと、思ったりしたのでした。