私の桜


例年に無いほどの、シビアな気候でしたが
それでも、桜は美しく咲き誇り
春の訪れを祝福してくれましたね。
早、ピークを越え始め、名残り惜しい限りです。
桜の花の楽しみ方のひとつに、
自分の桜の木を決める、というのがあるそうですよ。
それは、よその庭の桜でも良いし、
公園の桜でも良いし、名のある桜でも良いし、
あるいは、母校の桜でも良い。。。。。
自分の気に入った桜を、勝手に自分の桜として
毎年毎年、意識するんです。
そうすると、一味違った春の訪れを楽しめるというものです。
今夜は、「私の桜」をご紹介しましょう。

前々から、お気に入りの桜で
春になると、国道から横目に見ていた桜です。
今日、初めて近くへ寄ってみました。
広場の片隅に、バランスの良い樹形で佇んでいます。
そして、すぐ向こう側をJR予讃線が通っているんですよ。
ここは何処かと申しますと・・・・・

四国中央市、川之江町余木にある「二名保育所」
もともと、小学校だったんですが今は廃校になり
保育所として使われています。
そして、もともと運動場だったところの片隅に
「私の桜」は、あるのです。

元運動場は、適度に手入れがされていて
シロツメクサや、タンポポが沢山生えています。
背丈の高い、いわゆる雑草が生い茂った状態ではなく
芝生ではないけれど、緑地公園のような雰囲気です。
子供たちの歓声が聞こえなくなって、もう何年。。。。
この、ひっそり佇む姿が、なんともノスタルジックな気分にさせるんですよ。

さらに、すぐ向こう側を電車が通り過ぎるとき、
まるで、映画の一場面のようなんですよ。
以上、勝手に決めた「私の桜」でした。