フェルメールのカメラ箱


 

 

大人の夏休み計画第二弾と銘打って、

招待された結婚式を皮切りに、

二日間のハードな旅をこなして参りました。

熱の冷めないうちに、熱いレポートをしたい気持ちと、

そっと余韻に浸りたい気持ちが交錯中です。

最終日は、19時15分発の松山行き飛行機で帰るんですが、

そのタイムリミットまで、上野の東京都美術館にて

「マウリッツハイス美術館展」の鑑賞に時を費やしました。

 

 

目玉は、フェルメール作の「真珠の耳飾りの少女」

さすがの人気で、その絵の所は約30分の待ち時間でしたよ。

 

 

最後に、ミュージアムショップを駆け足で見ていると、

「カ・メ・ラ」の3文字が目に留まる。

「フェルメールのカメラ箱」という商品です。

いわゆるカメラ・オブキュスラの簡易組み立てキットですよ。

カメラ・オブキュスラというのは、現代のカメラの原型になったもので

前面のレンズを通して光が入り

スクリーンに像が写るという仕組みです。

フェルメールをはじめとする16世紀以降の画家が

これを用いて、絵を描いたと言われているそうです。

 

 

中を見てみると、結構な数の部品が入っています。

はさみや糊は使用しないでも組み立てられるようになっています。

接着部分は、付属の両面テープを使います。

テープにもA,B,C・・・の印刷がされていて

それを張る部分にも同じアルファベットが印刷されている。

 

 

詳しい組み立て手順を見ながら、

折ったり、差し込んだり、貼り付けたり、挟んだり・・・・。

ちょうど良い位の面倒さ^^

さて、だんだん形になってきました。

 

 

レンズが付いている外箱部分と、

スクリーンが付いている内箱部分が

スライドすることによって、

ピント合わせが出来るようになっています。

ミラーを使って、上面から覗くようになっていて

上下反対の像を正立になるようにしています。

左右は逆に見えるので

フレーミングはちょっと戸惑いますよ^^

デジカメをマクロモードにして、

像を撮影してみました。

 

 

部屋の窓辺の観葉植物。。。

なんとなく、レトロに写るのが面白いですね。

まさに、二眼レフの趣です。