春風食堂


 

先日、コンビニでフリーペーパーをもらって帰りました。

それは、日本語で書かれた

日本人向けのフリーペーパーです。

 

フリーとは言え、100ページにわたる立派な冊子です。

 

 

タイトルは、「南極星」

北半球なら、道しるべとなる星は北極星。

南半球にも、やはり道しるべとなる南極星が空にあります。

道しるべの星に因んだタイトルなんですね。

その中に、興味深い記事がありましたのでご紹介しましょう。

3人の日本人女性が切り盛りする「春風食堂」の話です。

 

 

 

2007年に「かもめ食堂」という映画がありましたが、

覚えてますか?

私は、何処かへの飛行機の中で見ましたよ。

小林聡美、片桐はいり、もたいまさこのトリプル主演で、

当時、かなり人気になった映画ですね。

フィンランドのヘルシンキで、たまたま知り合った3人の女性が

おにぎりをメインにした「かもめ食堂」を開くという話し。

 

映画のキャッチコピーが、

「かもめ食堂。それはフィンランドのヘルシンキにありました」

 

それ風に言うと

「春風食堂。それはインドネシアのバンドンにありました」

 

 

 

 

春風食堂を、この八月にオープンさせたのは藁澤亜希さん。

2004年に日本語教師として、この地にやってきたそうです。

その後、アートディレクターのソロモンさんと結婚するが、

なんと、二年前に心臓発作で他界してしまい、

当時一歳の、愛子ちゃんと失意のどん底にいたそうな。。。

そんな時、見かねた義母のソルタさんの勧めで

お店を始めることになるのです。

藁澤さんは、「かもめ食堂」が好きだったそうで

同じくらいのこぢんまりしたお店作りを考えたそうですよ。

 

 

 

メニューを考えたのが、友人の西宮奈央さん。

リサーチをしたり「ブレーン」を努めたのが高橋江美香さん。

バンドン在住の三人の日本人女性が、

異国の地で、カフェをオープンさせるというのが面白いですね。

 

かもめ食堂と、大きく違うのは

これは映画ではなく、現実だということです。

すごいですね。

 

 

春風食堂の、看板メニューはカレーだそうです。

もともと、インドネシアにもカレーはあるし、

きっと、在住日本人にも、インドネシア人にも

日本のカレーは受け入れられると考えたのでしょう。

お店をオープンさせるまでの経緯など、

読み進むうちに、行けるものなら行ってみたい気になりましたよ。

そして、誌面使われている写真が、

なかなか優れているんです。

フリーの冊子とは思えないクオリティです。

 

 

そして、春風食堂のこのロゴもなかなか良いでしょう?

3人で考えたそうですが、シンプルで女性らしいですね。

 

ああ、なんかカレーが食べたくなってきましたよ^^