小前のたこ判


このたこ判というもの、近頃、他でも時々見られますが、
正真正銘!たこ判の元祖はここ小前美容室です。

実は、このたこ判が誕生するその瞬間に
私は立ち会っているのですから・・・・。
それは遡ることウン十年前・・・。
ここ太陽の町仁尾町に、太陽熱発電のテストプラントが建設されました。
そこで私は、働いていたのでありました。
そのプラントのすぐ隣りでは、仁尾太陽博という
太陽熱発電をテーマにした博覧会が開催されました。
博覧会が終わったあとも、その設備は
仁尾サンシャインランドというテーマパークに引き継がれ
1995年まで営業されていました。

それらのテーマパークの門前町として、
周辺には、土産物屋や様々な飲食店が立ち並び、
一時はかなり繁盛していました。
しかし、レオマパークが出来た頃からだんだんと衰退し
サンシャインランドも閉園することとなりました。
門前町は、みるみる寂れていったんですが、
小前美容室のたこ焼き屋は、本業のかたわらという事もあり
客が減っても、閉店することもなく細々と続いていました。
近くには中学校があり、太陽熱プラントの従業員も近くに居ましたから
それなりに利益は保っていたのでしょう。

そんなある日のこと、食いしん坊の中学生相手に
大判焼きの鉄板で、たこ焼きの種を焼くという事が始まったのです。
先ずは、それが中学生に大人気。
そして、我々の職場でも大人気。
そのうち、たこ判という名前が定着し、
口コミで徐々に客が増えて来ました。
その人気が全国区になったのは、そこのおばちゃんが
「たけしのテレビタックル」に出演してから・・・。

久しぶりに行ってみたら、まだまだ人気は衰えず、
店の周りは車がここかしこに待機中。
店内は、ところ狭しと順番待ちの人で溢れています。
注文は、自分でメモ用紙に書いておばちゃんに渡すシステム。
順番が来たら名前を呼んでくれます。
プレーンなたこ判が一つ100円。
玉子が一個目玉焼き上に入っている、卵たこ判が120円。
その他に、ハンバーグ、ミートボール、ウインナー、コーン、
もち、ポテト、エビ、チーズ、うずら。。。。
天気がよい日は、すぐ近くの海辺で食べるのがお勧めですよ^^