石本藤雄展(布と遊び、土と遊ぶ)


フィンランドを代表するファブリックブランド
「マリメッコ」に在籍していた石本藤雄氏の
里帰り初個展が開催されています。
場所は愛媛県美術館。

石本氏は砥部町出身なんですね。
人気ブランドのデザイナーが地元出身なんて、
かなりテンション上がりますよね。
そうは言っても正直なところ、
私がマリメッコを知ったのはごく最近のこと。。。。
娘が年頃になり、そういうものに興味を持ちだした頃・・・。
最初はマリモッコリの仲間だと思っていたのでありました^^

現在、石本氏はフィンランドの国民的製陶所である「アラビア」で
陶芸制作に取り組んでいるそうです。
今回の個展も、マリメッコ時代のファブリックから、
最近の陶芸まで、数多く展示されていますよ。

フィンランドといえば、フィヨルドや氷河など、
モノクロームなイメージを持つのは私だけでしょうか?
しかし、ここに展示されるすべてのものに
なんと色の多いことか・・・。
それも、明るい色が多い。
それは、氏が育った砥部の町とみかんの山が
少なからず影響しているでしょうか?

石本氏は、現在72歳。
しかし、作品だけを見ると、
まるで若い女性が作ったかのような
可愛さが随所に見られます。
どこか、無邪気な感じがするんです。
そんな事を思いながら見ていくと、
なんと!石本氏本人が、そこに居られました。

マスコミの取材を受けておられる様子でしたが、
その雰囲気は、思ったっとおり、無邪気なおじさま的。
笑顔がめっちゃ可愛かったですよ。

最近の美術展示は、
こうして写真撮影が許可されることが多くなりました。
これは本当に有難い。
一心に鑑賞しても、その時はわからないことが
時をおいて、感じることもあります。
これも、時代の流れですね。

昔のフィルムカメラでは、どうしても時間をかけて
撮影するから、人の流れが止まってしまう。
今は逆に、目で見て写真を撮れば、
次々と人が流れて滞ることがない。
作品の前をいつまでも陣取って動かない人よりも
さっさと写真撮って次行くほうがスマートという時代です。

ZOZOTOWNのマリメッココーナーを見てみると、
iPhoneのケースなんかもあるんですね。
歴史もあるけど、
時代にリンクしたブランドですね。