半世紀前の蒼い宇宙


 

懐かしい茶碗が出てきた。

これ、わたくしが、子供頃使っていた茶碗。

 

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古い戸棚の奥の奥。

決して上等じゃない。

素人目にもそれはわかる。

 

釉薬は垂れてるし、色の境目はでこぼこ。

 

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大きさは、盃をちょっと大きくしたくらい。

 

大人なら、三口でご飯は終わる。

 

しかし、蒼がなかなか深い。

青空の上の成層圏をの蒼だ。

 

 

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なぜなら、鉄腕アトムが飛んでいる。

 

かなり、神妙な面持ち。

鬼気迫る表情。

 

若干下向きに飛んでいる。

敵を見つけて、これから戦いに挑むのか?

 

 

 

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凛々しい鉄腕アトム。

 

よくぞこれまで、割れること無く残っていたものよ!

決して、いい仕事している器では無いけれど、

私にとっては、お宝には違いありません。

 

鑑定団に出してみようか?(笑)