新長谷寺


 

 

四国中央市寒川町の山懐に、そのお寺はあります。

 

地元ではもっぱら「お観音さん」と呼ばれて親しまれています。

 

昔々、元正天皇が奈良に長谷寺を建立しました。

その後、行基が2体の観音像を作り、

1体を長谷寺の本尊にし

もう1体を大阪の港から船に乗せて流したのです。

 

 

観音像が、縁あって寒川町の江之元へ流れ着き

その事が宮中に伝えられ、

新長谷寺として建立されたのだそうです。

このお寺の特徴は、なんと言っても参道の美しさ。

そして、急峻な階段の趣です。

 

その階段の急なこと!

登りきる頃には、酸欠になりそうなくらい息切れします。

でも、頑張った御褒美はそこからの景色。。。

 

 

高速道路越しに、シコチュー平野が一望できますよ。

そして、もう一つのここの特徴。。。

お寺が、ユースホステルになっているんです。

地元ですから泊まった事はありませんが

ユースホステル愛好家は、

全国からやってくるようですよ。

また、64番前神寺から65番三角寺まで

歩きでは結構距離があるので

お遍路さんの利用も多いようです。
登りは階段がお勧めですが

下りは迂回路の 回り道がおススメ。

春の桜、夏の紫陽花、秋の紅葉。。。。

その他、季節の花々が楽しめるんです。

 

 

古い山門を出ると、遊歩道のようにくねくねと

なだらかな道を降りていきます。

境内の大楠は、目通りが5.1mもある巨木です。

そのほかにも、目通り3.1mのソメイヨシノなど

古木の美しい参道ですよ。

 

 

 

一年を通して、何かしらの花や木が

目を楽しませてくれるので

気軽に森林浴散歩が楽しめます。

中でも、秋の紅葉の頃は

カメラマンが多く訪れるところです。

 

 

 

山門前の大銀杏は、

端正な樹形で、子供が小さかった頃

年賀状写真のロケに来た事もあります^^