犬に曳かれて金比羅参り


 

今年の初詣は、金比羅さん。

金比羅さんは、うれしいことに

ワンコも一緒にお参りできるんですよ。

 

むかしむかし・・・まだ徒歩で参拝していたころ、

「こんぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が、

飼い主の代参をすることもあったそうです。

 

袋には、飼い主を記した木札、初穂料、

道中の食費などが入っていました。

 

犬は、旅人から旅人へと連れられ、

街道筋の人々に世話をされ、

目的地にたどり着いたのです。

 

飼い主の代参を果たした犬は、

特に「金比羅狗」と呼ばれ大事にされたそうです。

 

そういう風習があったことから、

今でも、金比羅さんでは犬のお参りが許されてます。

 

石段中腹には、金比羅狗の銅像があるんですが、

これが妙に漫画チックで、

記念撮影のスポットとなってますよ。

 

さて、本宮まで登ってくると、

眼下には讃岐平野が広がっている。

 

ちょうど低い雲がかかっていて、

讃岐富士の辺りが、水墨画のように見えていました。

 

さて、お参りを済ませまして、

階段コースを外れ、迂回路である遊歩道を下ると、

途中に広場があります。

 

ここで、リヴの書初めならぬ、駆け初め。

夕暮れ時まで野を駆け回ったのでありました。

 

家路につく頃には、空にはスーパームーン。

 

一年で一番大きな月に照らされて、

御利益倍増の心持ちでありますのことよ。