原始の火を体験してみる。


 

赤星山ハイキングの、オプションの一つである、

火打石で火を起こしてみよう!

というのをレポートします。

 

メンバーの宮崎さんが、発案して準備してくださいました。

 

用意したのは布を炭化させたもの。

麻ひもをほぐしたもの。

それから、やすりを切って作ったハガネ。

 

そして、現地で拾った石英。

 

この赤星山へつながる大地川には、

石英を採集することが出来るので、

この野外実験が体験できるというわけです。

 

一説によると。燧灘は火打ちから来ているそうで、

この地に因んだワークショップと言えるのです。

 

麻ひもをほぐしたものを

鳥の巣のように、ふんわりと整えます。

 

その中心に、火花を受ける炭化布を置きます。

 

石英とハガネをこすり合わせて、

火花を出して、炭化布の上に落とします。

 

小さな火花が、炭化布の上に転がると、

布に着火しますよ。

 

着火と言っても、赤くくすぶるだけ。

すぐさま、麻の鳥の巣で包んで、

息を吹きかけ、酸素を送ります。

 

 

 

すると、このように着火するというわけ。

 

このように、講義はしっかり受けたのですが、

着火に成功するのは、子供たちばかり。

 

私はとうとう、帰る時間までに

着火させることが出来ませんでした。

 

 

 

鋼鉄と、石英をぶつけて火花を出し、

そんな小さな火花を、炎まで成長させる。

 

古代の人類が、火を手に入れたロマンが、

DNAを刺激するのか、

単純な作業が、なかなかハマるんですよ。

 

これは、きっとマスターしたい。

火種に火は着きませんでしたが、

サバイバル魂に、火が付いたのでありました。