Canon demi EE17


 

 

オリンパスは「Pen」というハーフサイズカメラで

一世を風靡しました。

 

そして、ハーフサイズカメラのブームがやってきて、

各社、ハーフサイズカメラを売りだします。

 

JAM_3517

 

キャノンから出たのが「Demi」1963年のことです。

デミタスコーヒーのデミです。

洒落たネーミングですね。

 

大きさは、今のミラーレス一眼くらいです。

 

 

JAM_3525

 

オリンパスのペンシリーズは、フィルム巻き上げがノブ式で、

使い捨てカメラのように、ギアを巻き上げるものでしたが、

このデミは、レバー巻き上げで、

一つ上のシステムを採用しています。

 

ストロボを取り付けるためのレールは付いていますが

接点はなく、左側にドイツ式接点が備わっています。

 

JAM_3522

 

底部には、電池室のふたが見えますね。

ここにH-Dタイプの水銀電池を入れると、

C-dsによる測光で、シャッター速度優先で自動露出撮影ができます。

 

電池室の横の黒いダイヤルで、

フィルム感度設定ができるようになっています。

 

感度は25~400の範囲です。

 

JAM_3529

 

F=1.7という、明るいレンズが特徴です。

1.7~16の範囲で調整できます。

 

シャッター速度は、B,8~500。

電池が無くても、マニュアルで撮影することができます。

 

各部のデザインも今に通用するモダンなもの。

細部のメッキなども40年たった今も綺麗なままです。

 

JAM_3532

 

全体に、角が丸められていて

手触りがよく、操作感も自然です。

 

こんなデザインのデジカメがあったら

きっと売れると思うんですが、いかがでしょう?