今年初の彼岸花(ヒガンバナ)


自然の営みは、人の英知を超えて
淡々と繰り返される。
真夏と変わらない、猛暑が続いているにもかかわらず
お彼岸を一週間後に控えた今日、
今年初の、彼岸花を発見しましたよ。

それは、森の中。
田んぼのあぜ道とは、大分雰囲気の違う
ちょっと湿った暗い所でしたよ。
いつもの田んぼのあぜ道で見る印象とは、また違った雰囲気。
こちらのほうが、「曼珠沙華」という呼び方にふさわしいような。。。
この彼岸花という花は、中国から渡ってきたそうですが、
そのことで、興味深い話がありますよ。

というのも、日本に存在する彼岸花は全て遺伝的に同一のもので
雄株、雌株の区別がなく、つまり種子で増える事がない。。。。
つまり、たった一株の彼岸花が、株分けされて日本中に広がったんだそうです。
なんか、壮大なドラマを感じますね。
日本中のあぜ道を彩る、あの彼岸花が、
もともとは、たった一株だったなんて!!
自然の営みが、人の英知を超えて
淡々と繰り返された結果と言う事ですね。