またまた、新しいコレクションが増えました。
「キャノン デミ」 ですよ。
昭和38年発売のカメラです。
聞いて驚くなかれ!
蚤の市で100円でゲットしました。
道の駅「豊浜」で土日、祭日に開かれている
「日野ら市」の中で見つけました。
裏ぶたを開けて、フィルム室を見たら、
案の定、遮光材のモルトがとろけています。
この時代の物は、ここが弱点で、大体モルトが
ベトベトになっています。
そこを突いたら、100円で良いよ!って・・・・^^
このモルトは、アルコールなどできれいにふき取って、
代わりに、35mmフィルムのパトローネからはぎ取った
ビロードのような遮光材を張り付けて修復できます。
さて、その他の状態をチェックしてみましょう。
このカメラのレンズは、3群5枚構成の
28mm、F=2.8。
デミの名が表す通り、このカメラはハーフサイズ。
28mmレンズは、ほぼ標準と言えます。
レンズの左上には、セレン電池があります。
ここで光を感じて、上部のメーターの針を振ります。
それを、レンズ外周のシャッター速度リングで追従し、
適正露出にセットします。
Demiのロゴの上が、露出計の指針窓。
こういうロゴも、良い味出してますね。
ボディーは、滑らかに造られています。
内部はアルミダイキャストで
精度高く、丈夫に作られています。
外側は、それを包み込むようなモナカ構造になっています。
背面には、ファインダー窓が見えます。
ケブラー式実像ファインダーで、
小さな覗き窓ですが、くっきり見えるようになっています。
接眼レンズと、対物レンズの間には
正像にするためのプリズムが内蔵され
くっきりと見える高級ファインダーです。
我が家にある、もう一台のデミと並べてみました。
今回のほうがちょっと古い。
こういう進化の様子を見ていくのも
ノスタルジックカメラの楽しみの一つです。
それにしても100円とは!