京野菜のジャム


 

 

お土産を頂きました。

京都の土産です。

 

 

ジャムの詰め合わせなんですが、

なんと、野菜のジャムなんです。

京野菜のジャム。

奥から順に、丹波ぶどう豆、海老芋、丹波赤かぶ。

味のイメージが湧いてこないですよね。

一つずつ、味見をしてみましょう^^

 

先ずは、丹波ぶどう豆。

ぶどう豆は、いわゆる黒豆のことですが、

アントシアニンが多く含まれているそうですよ。

おせち料理の煮豆に使われる、あの黒豆のジャムです。

色こそ違いますが、基本は大豆ですので

このジャムは、ほのかにきなこ風味ですよ。

小さな粒が残っていて、食感のアクセントになってます。

 

 

さて次は、京都名物の海老芋を使ったジャム。

芋の感じというよりは、ういろうが柔らかくなったような感じ。

甘さは控えめ。そして、とてつもなくキメが細かい。

ホイップクリームのようななめらかさです。

 

さて、次は赤かぶ。

これが一番野菜っぽい^^

大根系の、ジアスターゼが効いている。

なんだか消化に良さそう。

胸焼けさえ治りそうな、ヘルシーな味わいですよ。

いづれも 蜂蜜やバターとの相性もよく、

コンガリバゲットにはもってこいです。

 

 


立花食堂


 

 

四国からしまなみ海道を渡ると、

最後の島が向島。

 

渡りきってしまうのをちょっと惜しんで、

この島に降りてみた。

 

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因島側に立花海岸という、風光明媚なビーチがあって、

そのすぐ側に、何やらそそる看板発見。

 

椰子の木でもシュロの木でもない、

この大きな南国風のシダ系植物はなんというの?

 

その前に立つ看板とセットで、

リゾート感が溢れている。

 

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看板の示すそのスペースは、

予想通りの、いや予想以上のリゾート感。

 

綺麗に手入れされた芝生と、

件の南国風ヤシの木系リゾートシダ。

 

その奥に白亜の建物が見えますよ。

あれが立花食堂と、tachibana storeです。

 

 

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食事をするタイミングではなかったので、

立花食堂だけなら、そのまま引き返すところでしたが、

tachibana storeがあるので覗いてみました。

 

 

store入り口には、なんと足湯がありますよ。

さすが柑橘の島、青いレモンがいっぱい浮かんでます。

 

ここは、サイクルオアシスという

サイクリスト向けのサービスステーションでもあるのです。

 

 

 

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storeの中に入ると、そこには島みかんがいっぱい。

これもちろん売り物ですが、

一つや2つ、試食もOK。

 

陳列具合も、道の駅とはちょっと違う。

 

 

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隣のテーブルには、器類が並んでいます。

立花食堂でも使っている器だそうです。

地元の作家さんの手によるもので、

すべて手づくりの一点ものばかり。

とは言え、緻密なほどに大きさが揃っていて

トータルコーディネート出来る感じです。

 

つい釣られて、茶碗を2種類ゲットしてしまった。

 

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ガラス製の箸置きは、絶妙な凸凹感で、

上手く周囲の色を取り込む仕組み。

透明の硝子が、環境によって色を変える。

 

普段使いにも飽きの来ない創りです。

 

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その他、島の特産品を使った食材がいろいろと。

 

素敵なスタッフから、いろいろ話を伺いながら、

まるで、美術館の学芸員からレクチャー受けてるような、

ちょっと、心地良い脳の刺激(笑)

 

これから向かう、尾道のプチ情報も教えてもらって、

後ろ髪引かれながら、ここを後にしました。

 

 

 

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今度来る時は、必ずこの立花食堂で

こだわりの瀬戸内料理をいただこう。

 

ここも、見るからに味わいのある佇まいでしたよ。

 

 


島のチョコレート工場


 

 

向島の山の中に、チョコレート工場があるという。

噂を頼りに訪ねて見ました。

 

 

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向島といえば、造船の島。

工場と言うから、造船所の中にでも

あるのかと思いきや、みかん畑の奥の奥。

 

高見山の懐に抱かれた、

抜群に見晴らしの良いところ。

 

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もともとは、郷土文化保存伝習施設管理センターという

やたら長い名前の公共施設。

 

その跡を利用した工場ですよ。

 

2階のフロアが、工場であり

カフェであり、ショップになっています。

 

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そこからの眺望が最高!

瀬戸の多島美のお手本のよう。

 

そして、チョコの香りが充満していて、

妙に心落ち着く。

 

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厨房の中から、カンカンと拍子木を叩くような音。

 

それが、どの工程の音なのかは分からない。

配置図を見ると、コンチングマシンとか、

テンパリングマシンとか書いてあるけど、

それが何をするものなのかも分からない。

 

 

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でも、豆がローストされて、

ここで冷まされていることは分かります。

 

この後、粉になって練って練って、

滑らかなチョコレートになっていくんでしょうね。

 

 

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カフェのコーナーでは、

ホットチョコレートはもちろんのこと、

コーヒーやカプチーノ、エスプレッソもいただけますよ。

 

 

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そして、この絶景がもれなくついてきます。

 

カカオの香りが充満した部屋で、

ホットチョコを飲みながら、

瀬戸内のゆっくりとした時の流れを味わうと、

贅沢とはこのことだと、つくづく思いましたよ。

 

 

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さて、買って帰ったチョコを見てみましょう。

瀬戸の波を表したと思われるうしお模様。

その波間に沈む夕陽があしらわれて、

見方を変えると、二人の人が背中合わせに

もたれあって寛いでいるようだ。

 

カカオ豆と砂糖だけのシンプルなチョコ。

一欠づつ、口の中でゆっくり溶かすと、

軽いトリップ感が味わえる。

これ、もしや、ヤバイ、かもね^^

 

 

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包み紙が可愛くて、

合うフレームを探し中。

 

チョコはおやつじゃない、嗜好品だなと、

軽く依存症になってから、つくづく思います。

 

 

 


尾道倉庫 ONOMICHI U2


 

 

サイクリストの聖地とも言われる、

しまなみ海道の本州側起点、尾道。

 

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その尾道駅前=尾道港に、

サイクリスト向けホテルとしてできた複合施設U2。

噂には聞いていたんですが、ようやく訪ねて来ましたよ。

 

大きな倉庫をリノベーションしたおしゃれな空間です。

 

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建物そのものは、倉庫の無骨さを残しつつ、

木製のオープンデッキや、大きなガラス扉、

洒落たレタリングなどで、洗練された感じです。

 

 

 

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建物の中には、大きく分けると7つの施設があります。

 

先ずは、HOTEL CYCLE。

サイクリスト向けのホテルですが、もちろん

その他のツーリストでも宿泊できますよ。

 

そして、RESTAURANT。

瀬戸内の旬の食材を炭火でダイナミックにグリル。

 

 

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その他に、BARとCAFEがありますよ。

その窓の向こうには、リアルにタンカーが停泊。

旅の情緒が溢れて止まない・・・^^

 

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香ばしい空気が漂っているのは、ButtiBakery。

「ぶち」というのは広島弁で「めっちゃ」という意味。

めっちゃイケてるパン屋さんです。

 

その隣には、U2 Shima SHOP。

瀬戸内の優れた食材や雑貨など、

数多く取り揃えられていて、

四国のよく知っているものも沢山ありましたよ。

例えば、ひなのやのパン豆、やまくにのいりこ等など・・・。

瀬戸内由来の、おしゃれな雑貨もてんこ盛り。

 

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そして、世界最大手自転車メーカー、GIANTの店。

自転車そのものから、様々なパーツ、

アクセサリーや小物、さらにはメンテナンスまで、

自転車に関するものはなんでも揃うスペースです。

 

 

 

2015-11-26

ウインドショッピングだけでも、

十分楽しめるバラエティーに富んだスペースです。

ちょっとしたテーマパークのようですよ。

 

 

 

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海側のデッキに出ると、その横はすぐに海。

そして、外国船が停泊しているので、

異国情緒を通り越して、ベニスに来たみたい^^

 

サイクリストはもちろんのこと、

ちょっと立ち寄れば旅人気分が満喫できますよ。


てんやわんやの善助餅


 

南予のお土産にいただきました「善助餅」

ちょっと昔は、よくCMでその名を聞いていた。

 

 

「てんやわんやの善助餅」。。。。

そのキャッチフレーズの所以を紐解いてみましょう。

それは、小説家で演出家の獅子文六が書いた

「てんわやんわ」という小説から来ているんですね。

その小説に登場する、越智善助という人物が

この餅をなんと!51個食べたという話。。。。

 

 

そこの言い回しがこんな感じ。

越智善助が食いたる餅の数五十個。

おまけ納めにもう一個。

全く開いた口がふさがらぬとはこのことなり。

 

獅子文六は、明治26年の生まれ。

戦争により、北宇和郡津島町に疎開し、

その頃のことを書いたのが「てんやわんや」

越智善助という人も実在の人らしいですね。

その当時は、名も無き普通の餅でしたが

この小説に取り上げられてことを期に

善助餅と名づけて、名物となったわけです。

 

 

きめの細かい薄い餅にくるまれた

上品な甘さの粒あん。

許されるなら、五十個ほど食べてみたいものです。

 

 


BADBOYがやってきた


 

 

北風小僧がやってきた。

四国中央市の冬の風物詩のひとつ・・・・。

 

 

赤星山の山麓に、

雪が降ると現れる、

BADBOYのロゴですよ。

もう何年前からのことでしょうか?

随分経つと思いますよ。

 

そこだけ木が伐採されているのか、

それとも災害等で崩れた跡なのか・・・?

山に雪が積もり始めると、

そこだけが白く浮かんで見えるんです。

その形が、まさにBADBOYの形。

 

このBADBOYの模様が消えるまで

厳しい寒さが続きます。

そして、BADBOYが消える頃、

法皇山脈に春が訪れるんです。

冬来りなば春とうからじ・・・・。

 

 


アラジンの魔法のイモ


 

 

先日、「とくしまマルシェ」で買った芋。。。

甘いさつま芋として、超有名ブランドの「鳴門金時」です。

 

 

その中でも、さらに美味しいと勧められたのが「里むすめ」

現場で、石焼き芋を売っていたのですが、

ちょうど売り切れで、

焼き上がりまでちょっと時間がかかると言われました。

 

じゃあ、買って帰って ウチで焼き芋焼こうかと

気持ち細めの芋をチョイス。

 

 

早速、アルミ箔にくるんで アラジンストーブの上へ。。。

お店の人の話では、15分位で焼きあがると。。。。。

そんなに早く焼けるんかなあ、と眺めているうちに

何やら、「プシュー」とか、「パチパチッ」とか、

いろいろ、音を立てはじめました。

そして、香ばしい香りも

隙間から漏れ出てきましたよ。

どれどれ、15分経ったけど、

どんなもんかいな?と

押さえて見ると、既に柔らかいではないですか・・。

じゃあ、開けて見ましょう。

 

 

焼き芋って、こんなに簡単に出来ましたっけ?

焚き火で焼くときは、あっち向けたりこっち向けたり、

結構、苦労したような。。。。。

中まで出来ているかいなぁ。割ってみよう。

 

 

どうです!この美味そうなこと!!

いや実際、甘いの甘くないのって、

まるで金時芋ですよ。

 

ああ、そういや鳴門金時だったぁ^^

などと、しょうもないことで盛り上がる

部屋中、芋の香りの伊藤家の夜です。

 

 


ろうそくポンポン船


 

 

昔懐かしいブリキのポンポン船。

蒸気エンジンで進むという、

ノスタルジックなハイテク。

 

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久しぶりに走らせてみましょう。

今の子供達にも、これは教えてあげたいですね。

 

 

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船体の上部カバーを外すと、

エンジン部分が見えますよ。

平たい円盤部分が、蒸気ボイラーです。

 

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船体の下側を見ると、

ボイラーからつながっている二本のパイプ。

これが、蒸気噴出口であり、

給水口でもあるわけです。

 

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先ず、走行準備として蒸気ボイラーと、

配管に水を充填します。

 

片方のパイプから、スポイトで注水して、

反対側から水が出てきたら満タンです。

 

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ボイラーを加熱するためのろうそくに点火。

アロマキャンドルを溶かして使うと、

ポンポン船からいい香り^^

大人のポンポン船です。

 

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ボイラーの下にろうそくの炎を当てて、

水に浮かべると、これは不思議!

ポンポンと、小気味良い音を立てて進みますよ。

 

では、動画でどうぞ^^

 


紅葉の法泉寺


 

三色もみじで有名な「法泉寺」

四国中央市川之江から、切山地区を超えて

観音寺市大野原町に入ってしばし・・・・。

日本の原風景のような農村地帯に、

小さな山寺が現れます。

 

 

普段なら、気にも止めずに通り過ぎてしまうけど、

今の時期は、その鮮やかな紅葉を見ようと、

多くの見物客で賑わっています。

この日は、まさに紅葉の盛りでしたよ。

 

 

ここの見所は、黄色と、赤と、緑の共演。。。

見上げると、鮮やかな黄色と赤が

自然のグラデーション。

その下には、常緑樹が艶やかな緑を蓄えている。

それらのバランスが絶妙で、見るものを唸らせます。

 

 

しかし、今の時期は見物客が多くて、

紅葉の写真を撮ろうと思っても、

人が入らないようにするのが、なかなか困難・・・。

そして何より、今のご時世は人類皆カメラマンですから、

いいポジションは競合してしまいます。

 

 

だからついつい、小さく切り取るような構図ばっかり。。。

まあ、それはそれで良いのですが・・・(笑)

 

 

以前の記事でも書きましたが、

ここの3色もみじを見ていると、

ついついクリスマスカラーを感じるんです。

仏教施設なのに、すみません^^

 

 

たまたま石垣の苔に引っかかっている枯葉が、

自然の造ったリースになっている。。。。

このまま すくって持って帰ったら、

クリスマスの飾りになりそうでしょ。

 


生き木の地蔵


 

 

それは、川之江の切山地区にあります。

香川県へ抜ける県道9号線から、400mほど入った林の中。。。

昼尚暗い、うっそうたる森の中。

その名のとおり、生きた木に彫られたお地蔵さんです。

 

 

全くもって、健やかに生きている木です。

その麓に、お地蔵さんが掘られているんですよ。

もともとは、300年も昔に彫られたものがありましたが

その木が弱ってきたので、

今の木に、新しく彫られたのだそうです。

 

 

古いほうの「生き木の地蔵」は、今は祠に納められて

それでも朽ちてはおらず、

お地蔵さんも、その優しい姿をとどめています。

ふつう、このように手を加えられると

木の勢いが弱って、枯れてしまいそうな気がするのですが・・・・。

 

 

お地蔵さんの、姿も穏やかで

彫られた木も健やかで、

なんとも不思議な、そして妙に有り難~く感じるんですよ。