さよなら羊蹄丸


「羊蹄丸」というのは、青函連絡船。
青函トンネルが開通して、現役を引退。
北海道と、本州を結ぶ連絡船として、
昭和40年から、昭和63年まで就航していました。

現役引退後は、お台場の船の博物館で展示されていましたが
この度、とうとう解体されることになったんだそうです。
新居浜の港で、4月27日から最後の一般公開がされていましたが
それも、とうとう今日で最後となりました。

会場周辺には、全国からB級グルメのブースもやって来て
長い行列が、何本も出来ていましたよ。
そして、あちらこちらからいい匂いが漂ってくるのです。

そのほかには、「みんなのコーヒー」さんや「ユリイカ」さん、
他にも、手作りざっかや、手作りパンのお店など
地元の方々のブースも多く出ていました。
羊蹄丸に入場する行列も、およそ30分待ちの状態。
真夏を思わせる、炎天下の中
羊蹄丸の歴史の最後を見届けようと
多くのファンで賑わっていました。

船内には、昭和を懐かしむ展示もあり、
高度成長時代の活気を偲ばせていましたよ。
ブリッジでは、当時の船員さんが
それぞれの持ち場について
操舵のデモンストレーションをしてくれました。

今日を最後に、解体への道が始まるのです。
我々一般客でさえ 感慨深いのですから
当事者は、さぞかし込み上げるものがあるでしょうね。

最後に、船長さんと記念撮影。
長いお勤め、本当にご苦労様でした。