ノスタルジックカメラブック


 

 

古いカメラを、集めるでもなく集めていると、

時折、カメラ関係の古~い本が手に入ることもあります。

その中でも、特に古い本をご紹介しましょう。

 

 

「ライカ判カメラ(ライカの使い方)」という本です。

ライカといえば、カメラの中では銘機中の銘機。

マニアにとっては、堪らないアイテムです。

しかし、私のコレクションにライカはありません。

ごく普通の、庶民的なカメラばかり。。。。

それでも、憧れのライカについての本となると

持つ喜びが少なからず有るんですよねぇ。

 

最終ページを見てみると、

昭和25年の本で、当時の販売価格が200円となっています。

今の物価に直すと、幾らほどの値段でしょう?

きっと数千円の価値になるんじゃないでしょうか?

ライカの使い方以外に、

いわゆるライカ判カメラのことも書かれています。

ライカ判というのは、35mmフィルムを使うカメラのこと。

デジカメ一色になるまで、

ごく普通に使われていたフィルムのサイズです。

ライカが、このサイズのフィルムを使い始め

その後、世界標準になったわけです。

 

何機種かの代表的ライカ判カメラが紹介されています。

その中に、我が家のコレクションにあるカメラも

載っていますよ。

 

それは「ミノルタ・メモ」という、

ベークライト製のカメラです。

 

昭和25年の本に掲載されているということは

当然、それ以前のカメラということ。。。。

それもそのはず、

この「ミノルタ・メモ」のボディー下部には

「Made in Occupied Japan 」の刻印があります。

つまり、「占領下の日本製」という米軍管理下の製品なのです。

 

古い技術本には、イラストが描かれていますが

これがまた、面白い。

いやいや、このシンボリックな絵画は、

ある意味、現代のアイコン美術に通ずるような気がします(笑)