シコチュー平野から、ひと山超えると銅山川が流れています。
そこには柳瀬ダムがあり、
金砂湖という美しい人口湖を形成しています。
その金砂湖からトンネルを掘って
シコチュー平野へ水を導いているのが銅山川疎水です。
干ばつに悩まされていた宇摩地方を潤す
先人の、ありがたき大事業。。。。
戦前から戦後にかけての、大工事です。
三島側の出口は、三島公園のちょっと東・・・
戸川公園のところにありますよ。
戸川公園は、またの名を疎水公園とも言うんです。
金砂湖から、トンネルを抜けてきた水は
一部は水力発電に使われ、
そこから工業用水や水道用水、農業用水へと分水されていきます。
今日、御紹介するのはそこから土居まで続く不思議な水路。
まるで、古代の遺跡のように
法皇山脈の裾野を、
あるときはトンネルだったり、
場所によったら高架橋だったり・・・
延々と、21kmにわたって続いているんですよ。
写真には収められていませんが、
豊岡辺りでは「小倉川サイフォン」といって
高低差を逆に登る仕組みもあるんです。
この、水路を利用して シコチュー平野の1100haの農地を潤してい
る。
凄い事をしている水路なのに、忘れ去られそうなこの水路。。。
全国疎水百選にも選定されているんですよ。
機会があれば、是非触れて見て、体験して欲しい(笑)
この疎水があるお陰で、他所で水不足の時も
断水することなく、過ごせて居るんです。