PLフィルターのススメ 


 

 

空をより青く、雲をより白く。

夏の終わりの空を撮影してみました。

普通に撮ったらこんな写真です。

夏場は特に、空気中の水蒸気が多く

目で見る以上に、霞んで写ります。

空気中で乱反射した光が、一緒に写るんですね。

そこへ、PLフィルターを装着して撮影してみましょう。

 

 

無駄な光線が、フィルターの効果で取り除かれて

空はより青く、雲はより白く写りました。

これは、どの方角の空でも

効果があるわけではありません。

太陽の位置に対して90度の方角が一番効果があります。

太陽を横から受ける方向です。

太陽を背に写す順光や、

太陽に向かって写す逆行では効果は出ません。

このフィルターを使って、液晶テレビを撮影すると

こんな現象が見られます。

フィルターの角度によって、画面の明るさが

0%から100%まで変化します。

一番明るく写る角度から、90度回転させると・・・・・・・

 

テレビ画面が真っ暗になります。

液晶の前にあるラインと、

フィルターのラインが直角になると

光が全く通らなくなるのです。

このように、偏光された無駄な光を取り除くと

光の量が少なからず減少します。

日中の屋外ならそれほど気にすることはありませんが

シャッター速度が長くなることによる手振れは

一応意識しておいたほうが良いでしょう。