今年、3月14日に「桜の蕾と天道虫」という記事を書きました。
それはあの震災から3日後のことです。
あれからちょうど2ヶ月・・・・・。
あの時の、あの桜の蕾が
早、さくらんぼになりましたよ。
月日の経つのは早いですねぇ。
そして、自然の営みは淡々と進んでいます。
つまみ食いしていないので判らないけど
たぶん、あの佐藤錦のような甘いさくらんぼでは無いでしょう。
果実酒などにするタイプだと思います。
高浜虚子の俳句にこんなのがあります。
「茎右往左往菓子器のさくらんぼ 」
菓子器に入れられたさくらんぼが
転がるたびにその柄が右往左往している様子。。。
どっさり有ったさくらんぼがもう少なくなって転がっているのか
最初から転がるほどしか無かったのか?
なんか、目に浮かぶ情景ですね。
また、こんな句もあります。
「さくらんぼならずその柄を損じなば」
柄が有ってこそのさくらんぼなんですね^^
「しろがねの 器のくもり さくらんぼ」
銀の器が、さくらんぼの冷気で曇っている様子。。。。
梅雨先の、湿気た空気感が伝わってきます。
復興への道のりは、まだまだ遠い道のりですが、
東北産のさくらんぼが、本格的に出回る時
復活ののろしとして、しっかり受け止めたいものです。
愛し合う2人 幸せの空
隣どおし あなたとあたし
さくらんぼ~♪ (by 大塚愛)
ってな歌もありますが、
見るだけでなく食べることでも
楽しめますね。
柄と種がくっついたまま食べ終えると
どや顔をしてしまいます。
☆aopapaさん 毎度です^^
枝を口の中で結べたら、何とか?というのも有りましたねぇ。
缶詰以外の本当のさくらんぼを食べたのは、ついつい最近のことです。