仕事現場は、海の埋め立ての近くで 周りは工場ばっかり。
そんな、工場地帯の隙間の細道を
スバル・サンバー(いわゆる軽トラ)で颯爽と走っていると
視界に、思いもよらぬものが飛び込んできた。
「セナの次に、助手席が似合わない」
と、語り継がれて久しい私は
普段から 丁寧な運転を心がけているのに
助手席に置いた、愛妻弁当が吹っ飛ぶくらい
急ブレーキを踏んでしまった。
ABSの動作確認を、期せずして行うことになったスバルサンバーは
それでも落ち着いた挙動で、横ぶれすることなく静止した。
窓を開けて、改めてその方向を凝視すると・・・・・
キジではないですか?!
四国中央市も、山の多い土地ですから
キジくらい居ても、不思議ではないのですが
こんな工場地帯の真ん中で・・・・。
そのキジは、きょとんとした表情で
あえて目を合わすことも無く、
草むらで佇んでいます。
目は合わそうとはしないけれど、その横顔は
「見世物じゃねぇぞ!あっち行け!」と訴えていたので、
とりあえず記念撮影だけさせていただいて
そっと立ち去ることにしました。
一応、周辺に猿と犬が居ないか確認しました。