瀬戸内生活工芸祭2014、その3(女木島)


 

 

女木島へは、フェリーで20分。

こちらの会場では、9月の13日から23日まで、

島の6つの家を使って、作品展示されていました。

 

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古民家をリノベーションしたという、生易しいものではなく、

こういう家を、作品として作ったかのような、

家と展示物に、一体感があって、

トータルで作品だなあ、と感じましたよ。

 

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熊谷幸治さんの土器は、女木島の土を使って、

野焼きで造られています。

 

女木島には、鬼ヶ島伝説が残っていますが、

その時代に造られていた土器を、

鬼に思いを寄せながら作っているそうです。

 

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オニがまだ居たころのやきもの、ドキを

オニと同じ運命を辿ってきた、ドキを

今度こそは、オニのようなドキ、をつくって

退治されないようにしたいと思っています。

姿や形のことではないですよ。

 

熊谷さんの言葉です。
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さてこれは、岩谷幸子さんの展示です。

 

この植物は、カラスムギの種子です。

一つの種子を、まっすぐに立てていますが、

その先には、細いヒゲがありますね。

岩谷さんが、おもむろに筆を持ち、

種子に水を塗りますと、なんと、

ヒゲが、時計回りに回転し始めるんですよ!

 

これが今度乾燥すると、逆回転を始めるそうです。

 

なんと、この種子は、湿度の変化を利用して、

ヒゲを回転させ、地中へと潜っていき、

発芽の体制を整えるんだそうです。
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こちらは、ナカオタカシさんの作品。

 

ホームページから、解説を引用します。。。

海辺のいえ

今回の女木島での展示では、

砂浜の上に小さないえをつくります。

浜辺を中心とした屋外に展示場所を設けることで、

FRPという素材が本来もつ、

軽くて強度があって、水に強いという

いくつかの特性をうまく引き出せるかもしれません。

また、普段より大きいものをつくる楽しみもあります。

もちろん自然光を通して透けた感じもきれいでしょう。

 

目の前に海を臨むロケーションにあって、

「海辺のいえ」を起点に海と砂浜と浜辺の建物を繋ぐ

いくつかの展示を楽しんでいただけたらと思います。

 

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「海のいえ」の中には、実際に入ることが出来ます。

中から、窓越しに見る風景は、

まるで絵画のようです。

そして、自分が動けば、まるでパノラマ映像のように

風景が動いて見えます。

 

 

 

 

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こちらは、大竹伸朗さんの作品。

休校中の女木小学校の中庭には、

敷地に対して明らかに不釣り合いな大きさのブイと、

女木島に自生していたヤシの木が直立し、

その周囲には複雑に屈曲した木の根や熱帯植物が溢れるなど、

大竹が女木島の印象として感じとった植物の生命力と、

それを象徴する“根”を主軸に、空間全体が作品となっています。

作品名である〈女根/めこん〉には、女木島の“女”と、

「生命力」の象徴としての“根っこ”、

そして本作品が女木島の人々の憩いの場として

島に“根付いていく”ことへの願いが込められているそうです。

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これは、漁具を積み上げているだけなのですが、

まるで作品のようだったので

思わず撮影しました。

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さらに、この猫。

落花生を干しているむしろの上で

のんびり寛いでいるけど、

どうもアーチストっぽいのでありますが・・・。

女木島は、アーティスティックで、

ファンタジックな空気が充満している

不思議な島ですね。


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