わが街の秋祭りも、無事終わりました。
前半は雨に見舞われましたが、
最終日は、まさに日本晴れ!
最高の祭り日和でした。
そんな最終日。
夜は、夜太鼓(よだいこ)と呼ばれる、
電飾で飾った太鼓台で、街を練り歩くんですよ。
今でこそ、間接照明によるライトアップや、
提灯飾り等が増えましたが、
以前は、ほとんどの太鼓台が
豆電球による電飾で、各太鼓台の特色を出していました。
現存している、豆電球電飾の太鼓台の一つ「西町太鼓台」
最上部のとんぼ飾りの輪郭を
赤い豆電球で飾り、
遠くからでもすぐ分かる、「西町」の文字が闇夜に浮かびます。
さて、もう一台現存しているのが
わが町、「中之庄」の太鼓台です。
とんぼ飾りからぶら下がる、緑の柳が特色です。
他所から来た人には、「田舎のラブホみたいだ」と揶揄されたりします。
しかし、これもわが町の伝統であり、誇りでもあるのです。
子供の太鼓台も、全く同じ飾りをしていますよ^^
大きいのんと、小さいのん。
おんなじ飾りって、なんか微笑ましいでしょう。
さあさ、そんな中之庄太鼓台ですが、
来年は、いよいよ新調する運びとなったそうです。
つまり、今年は現在の太鼓台の担き納めというわけ。。。
そこで、昨夜の最終日は、駒を外して、
担き夫の肩に全てを託し、運行しましたよ。
主力となる中学生が、大活躍です。
そう、わが町の太鼓台は地元西中学校の生徒が主役。
下手に、禁止令など出さず、
青年団の指導のもと、ちょうど武道を学ぶかのように、
太鼓台を通じて、色々学ぶ。
これは、なかなか素晴らしいことだと思います。
青年団の方は、安全のことや風紀のことなど
何かとご苦労も多いでしょうが、
地元の伝統の将来を担っていく若い衆を育てるという意味でも
続けてほしいと思う次第です。
祭りは終わったはずなのに、
どこかから、太鼓の音が聞こえてくるような・・・・。
そんな余韻に浸る夕べです。