これは、心斎橋のとある雑貨屋さんで購入しました。
大きさは、本物の玉子より一回り大きいくらい。
実はこれ、60分タイマーなんですよ。
上下をひねるように回して、
赤い矢印を、数字に合わせると、
ゆっくりと逆転して、0の所でベルが鳴る。
シンプルで使いやすく、ゼンマイ式なので
電池もいらず、重宝していました。
それが最近、カウントダウン中に止まるという症状が
頻発するようになってしまった。。。。
そこで、ダメ元で分解して、
修理してみることにしました。
底部にあるネジを一本外すと、
下半分の卵の殻が外れます。
その中に見える、金属の器状のものは、
カウントアップした時に音を出すベルです。
ベルを外すと、ゼンマイ時計の部分が現れます。
ゼンマイが戻る力を徐々に増速していく時に、
ギアの回転は早くなるけど、トルクは弱くなる。
つまり、軽く触れるだけでもギアの回転に
ブレーキを掛けられるようになります。
とりあえず、ギアの軸受けに注油。
CRC55-6を、ほんの少しだけ滲ませる。
油の量が多いと、逆にブレーキになるので
まさに、滲ませる程度。。。。
注油が終わったら、
分解した手順を、逆に進めて組み立てなおします。
数回試運転して見ましたが、今のところ問題なし。
コイツ、作りがシンプルで、
操作方法も、超簡単。
時限爆弾のように、大きめの音でカチカチと、
時を刻んで、そしてベルを鳴らす。
その姿も、キッチンによく溶けこんで、
置き場に困ることも無し。
まだまだ活躍してほしい、大切な逸品です^^