お笑いコンビ「ピース」の、あの髪の長いほうの、
又吉直樹さんが書いた本です。
タイトルにジープが付くのは、
長淵剛の「Jeep」以来ではないでしょうか?
いわゆる、自由律俳句というもので、
五七五の形式を破り、自由な韻律で読む俳句です。
タイトルにもなっている「まさかジープで来るとは」
というのも、それだけで一つの作品。
何の、状況説明も、誰の事やらいつの事やら、
その後のことも、何も無し。
そういう、自由律俳句が607編。
散文が15編、収録されています。
俵万智さんが帯で、
「ストーリーは無いのに、物語がある。
いつまでも舐めていたい飴のような言葉たち。
一粒一粒を、心のなかで溶かしながら、
広がる風景を味わいたい。」
と、書かれています。
ジープ乗りならずとも、なかなか楽しめる1冊ですよ。
ジープ乗りは、仮にこれが、
全然つまらなくても、買ってしまうのですが。。。