懐かしい茶碗が出てきた。
これ、わたくしが、子供頃使っていた茶碗。
古い戸棚の奥の奥。
決して上等じゃない。
素人目にもそれはわかる。
釉薬は垂れてるし、色の境目はでこぼこ。
大きさは、盃をちょっと大きくしたくらい。
大人なら、三口でご飯は終わる。
しかし、蒼がなかなか深い。
青空の上の成層圏をの蒼だ。
なぜなら、鉄腕アトムが飛んでいる。
かなり、神妙な面持ち。
鬼気迫る表情。
若干下向きに飛んでいる。
敵を見つけて、これから戦いに挑むのか?
凛々しい鉄腕アトム。
よくぞこれまで、割れること無く残っていたものよ!
決して、いい仕事している器では無いけれど、
私にとっては、お宝には違いありません。
鑑定団に出してみようか?(笑)