五月晴れの中、木漏れ日散策。
滑川渓谷へ行ってきました。
ここの見どころは、何と言っても
数千年の年月をかけ、水の流れによって侵食された、
美しく、幻想的な景色です。
先ず迎えてくれるのは、「なめら」と呼ばれる、
1kmにも渡る一枚岩の川底。
まるでキャニオニングをするがごとく、
せせらぎ沿いに、川をさかのぼります。
せせらぎ沿いがおススメですが、
安全な遊歩道も、並行して備わっているので、
スニーカーでも十分歩けますよ。
せせらぎの音と、鳥のさえずりを聞きながら、
のんびり散歩気分で歩きます。
今の時期は、新緑がまぶしい!
秋になれば紅葉が美しく、
冬になれば、つららが迎えてくれる、
一年中楽しめる、渓谷です。
一枚岩の川底には、ところどころ
大きなくぼみがあります。
これは「甌穴(おうけつ)」と言って、長い年月の間に、
自然にできたものです。
最初は小さな窪みだったものが、
そこに、硬い石が転がり込んで、
水の力で動かされ、大きな穴に削っていったのです。
そんな大自然の悠久の営みを
まるで美術館で観賞するように、
見て歩けるんですよ。
さて、15分ほど歩くと、
「竜の腹」と呼ばれるところに出ます。
両岸にそそり立った岩肌が、
ちょうど竜が寝そべっているようなんですよ。
上の写真、真ん中に人がいるんですがわかるかな?
そのぐらい規模がでかいということ・・・。
どんどん登っていくと、行き止まりになるところで、
竜の腹は折れ曲がっています。
そして、その折れ曲がりのところが「奥ノ滝」
何とも、不思議な地形でしょう?
ここに立つと、えも言えぬパワーを感じます。
まさにパワースポットです。
33.767446, 133.012435