お隣の町で、芸術祭が開催されています。
「かがわ・山なみ芸術祭」というもので、
瀬戸内芸術祭のパートナーシップ事業です。
香川県が開催する「瀬戸内国際芸術祭」は
言ってみればトップダウン型の催しであります。
一方で「かがわ・山なみ芸術祭」は、
地元在住の美術家と地域社会が主体となった
民間主導によるボトムアップ型の催しと言えるようです。
実際、行ってみて何が違うかというと、
まず第一に、すべての展示が無料です。
瀬戸内芸術祭では、あらかじめパスポートを購入したり、
さらには、展示ごとに拝観料が必要だったり、
なかなかの物入りです。
ところが、こちらは全ての展示が無料で見られます。
だからと言って、クオリティーに差があるかというと、
全くもってそんなことはありませんよ。
全ての展示が、見ごたえ十分!
大きく分けて、六ケ所の展示会場がありますが、
各展示会場の交通整理や、受付案内など、
全て地元の方々のボランティアで行っています。
さらに、各所で甘酒のお接待があったり、
地元の食材の試食コーナーがあったり、
サービス満点なのですよ^^
水車小屋のコーナーでは、「わらび餅の精」が
水車の回転速度に比例した速さで、
様々に動くという展示があります。
そこでは、何か面白い話をすれば、
わらび餅がワンパック頂けるのです。
もちろん、面白い話をして、
わらび餅をゲットしましたよ^^
運営も、地元に根付いていますが、
作品もまた、地域の味を抽出しています。
映像作品には、地元の風景が
独特の味付けで演出されています。
また、地元の子供たちが参加した作品も
様々な形で、たくさんありました。
アーチストの数としては、のべ26組。
10時から回り始めて、
途中、お母ちゃんたちが作っただんご汁を食べたりしながら、
結局、3時まで、がっつり満喫。
さて、会期も残すところ一週間です。
是非、足を運んで里山のアートを、
楽しんでみてください。
おススメです。