新居浜の創作地区でゲットしたもの、
その1をご紹介しましょう。
一体これは何でしょう?
実はこれ、タイトルにも書きましたが羅針盤です。
平たく言うと、方位磁石。
方位磁石を、揺れる船内で使い易くするために、
フローティング機構を持たせ、
自在に動くようにしたものです。
アンティーク雑貨屋さんで見つけました。
横から見たら、鍋のよう。
直径が18cmほどで、厚みが10cmくらい。
小ぶりなダッチオーブンみたいな形です。
かなり汚れているので、ちょっと掃除をしてみよう。
本来は、オイルが充填されていて、
磁石の動きを抑制し、なめらかに反応するようになっていますが、
もうすでに、液体の気配は全く無く、中はカラカラ。
ガラスを抑えている、目盛り枠を外してみよう。
ビスを12個緩めます。
枠を外すと、ガラス板も外れた。
ガラス板を掃除して、抑え枠も軽く磨いて
埃を取りました。
磁石板も、軽く掃除。
強く擦って、文字や目盛りが消えては大変。
裏側を見ると磁石があります。
そして、バランサーも見えますよ。
鍋状の器の底から、支持用の針が生えています。
磁石板の裏側のくぼみを、この針の上に乗せ、
やじろべぇのようにゆらゆらと。。。。
このレトロな目盛りと、そのかすれ具合。
きっちり南北を指している割に、
ゆらゆら揺れている具合。
その辺が、なかなかイトヲカシ。
実際、このように飾ってます。
なんの役にも立ちませんが、
とにかく、方角はしっかりわかります。