その昔、「恐るべき讃岐うどん」に紹介されていて、
何度か探して行ってはみたものの、
その店は発見できず、断念したまま時が経ち・・・・・。
そして、とうとう発見しました。
その当時のナビゲーションシステムでは
大まかな位置しか表示されず、
小さな曲がり角が 発見出来ていなかった。
それが、現代のスマホを使ったナビでは、
ピンポイントで案内してくれるではないですか!
歴史あふれる街角を、最先端の技術を使って
探し当てるというなんか不思議な時代になった^^
さて、やって来ました「うどん屋長兵衛」
まるで映画のセットのような、昔懐かしい佇まい。
それが作りものではなく、
本当に歴史が染み込んだものなので、
重みさえ感じますよ。
その思いは、暖簾をくぐったら一層深まります。
店内は、昔ながらの土間で
長年踏み固められ、艶さえ出ている。
そして、奥の調理場は、
これまた時代劇に出てくるようなおクドさん。
築80年という建物は、黒光りしています。
もともとは製麺所で、麺を打って卸していたそうです。
先代のご主人が亡くなり、
麺は観音寺の製麺所から取り寄せるようになった。。。
いつの頃からか、平行して出していた中華そばが有名になり、
今では、こちらがメインだそうですよ。
見た目はシンプルな、昔ながらの中華そば。
一口すすると、これが意外にも濃厚。
鶏がらスープなんですが、なんとも言えない甘みがあって
しつこさはないけど、後を引く旨さ。
最後の一滴まで飲み干せるスープです。
腰のある細麺も口当たりよく、
一気にすすり込んでしまいました(笑)
もちろん、リピーター決定!!
おばちゃんとのおしゃべりも、愉快この上なしです^^