各地の駅弁を味わうことは、旅の醍醐味であります。
が、しかし、駅弁は基本冷たい。
冷めても美味しく味わえるように工夫はされていますが、
やはり、この時期は温かいほうが良いですよね。
東京たこめし。
この弁当は、紐を引っ張ると温まるタイプなんですよ。
この紐を引くと、温まる仕組みなんです。
どういう仕掛けなんでしょう?
ちょっと調べてみましたよ。
このヒモの先には、水の入った袋があって、
紐を引くことで、袋が破れるようになっています。
袋から溢れ出た水は、生石灰と混ざって発熱するそうです。
温まり始めたところを写真に撮ろうとすると、
このように、レンズが曇ってしまいました。
生石灰は「酸化カルシウム」と言い、
化学式では「 CaO 」です。
その生石灰に水を加えると
激しい発熱をするという性質があるようで、
その化学反応の結果、「水酸化カルシウム(消石灰)」、
化学式では「 Ca(OH)2」 という物質に
なったということなのです。
そうは言っても、本当に芯まで温まるのか??
半信半疑でしたが、なんと、ご飯はもちろんのこと、
ふっくらした蛸の足も、うずら卵も、
中までしっかり温まっていましたよ。
隣の席のおねいさんが、羨ましそうに見ていたので
わざとハフハフ言いながら、食べてやったのだ(笑)