仕事場の隣の村に、天文台があります。
ここには、福島で一番大きな 65cm反射天体望遠鏡があるんですよ。
ところが、その大きな天体望遠鏡が
先の震災の時、震度7に耐え切れず
アームの部分で折れてしまったんです。
そして、天体望遠鏡は床をぶち抜いて
階下へ、転落してしまったんだそうです。
その時の望遠鏡は、今はロビーに展示されています。
そして、今年5月に新しい天体望遠鏡が完成し、
天文ドームも修理が終わり、
今は、リニューアルオープンしているんです。
これが、新しくなった天体望遠鏡。
反射鏡だけは、損傷を免れて
前のものから受け継がれています。
チャンスがあれば、この天体望遠鏡で
星空観測の体験会に参加してみたいものです。
この日は、雲の多い空模様でしたが
太陽の様子を見せてもらいましたよ。
太陽の表面にある、黒点が3個ほど確認できました。
そして、周辺に炎のように巻き上がっている
コロナの様子も観察できました。
写真では、わからないけど
コロナが手前に向かって立ち昇っている様子も
グレイの影のように見えていました。
その立ち昇るコロナや、黒点の動きが
地球の営みに、とても大きな影響を与えていることを思うと、
接眼レンズの中にあるその輝きは
まるで、御神体に思えてくるんですよ。