期せずして、2日続けての「ノスタルジックカメラ」です。
と、言うのも 今日このカメラが新しく
私のコレクションに加わったのです。
勤めている会社の、大奥様から頂きました!
「ぺトリRF」というブローニーフィルムを使う
セミ版というサイズのカメラです。
「RF」というのは多分レンジファインダーの略でしょう。
2眼式の距離計が備わっています。
しかし、レンズのピントリングとは連動していないので
距離を計って数値を読んで、
それをピントリングに移す作業をしなければなりません。
巻き上げは、裏蓋の赤窓という 小さな窓から
フィルムに付いている裏紙の数字を読むものです。
近頃、トイカメラが流行って
ロシア製のHOLGAなどのブローニーフィルムを使うカメラが
雑貨屋さんで売っていたりして
つまり、シャッターが生きていれば
現役で使えるという代物です。
メーカーは栗林(くりばやし)カメラ
昭和27年製造です。
レンズは75mmF=3.5
シャッターはカーベルB、1~1/200秒
これとよく似たカメラをいくつか持っていますが
小西六(現コニカ)のパールに良く似ています。
この形のカメラを、総じて「スプリングカメラ」と呼びます。
バネの力で、レンズが飛び出して
スタンバイ状態になる事から、そう呼ばれるのです。
つまり、たたまれた状態では
このようにコンパクトです。
この後、2眼レフが大流行して
スプリングカメラは、姿を消して行きます。
しかし、そのレトロな姿は
なんとも味のあるカメラですね。