「イベント」カテゴリーアーカイブ

ブロッコリーとまな板


なんのこっちゃ?というタイトルですが、
先日の、山なみ芸術祭でのアトラクションの話です。
一つは、「ブロッコリー早食い競争」

この一塊のブロッコリーを、
一番早く食べきったら優勝という競技です。
出たかって?
出ようと思ったら、定員一杯でもれてしまった(笑)

何のことはない。
ヨーイドンで一斉に食べ始めて
口の中が空っぽになったら
手を上げて口を開けて、審判員に見てもらって
OKが出たら終了。
しかし、これが案外大変のようですよ。
ブロッコリーのツブツブが喉を通らない。。。

マヨネーズをてんこ盛りにして、
流し込もうとするけど、それはそれで粘ってしまって
喉越し爽快の真反対!
その苦しそうな表情に、ギャラリーは大爆笑!!
これなかなか面白いので、
キャンプの時などに使えそう^^
BBQの前にこれやれば、
肉が少なくて済むかもね(笑)

さて、賞品はこの山盛りのブロッコリー。
賞品授与式で、全く嬉しそうでないのが
これまた爆笑を誘うのでありました。
そのすぐ近くに、とある工務店のブースがありました。
建築材の端材で、カッティングボードを作ってくれるというものです。

様々な大きさ、形、木の種類・・・・
その中からお気に入りの物をチョイスして
鉛筆でデザインすれば、
目の前で、あっという間にカッティングボードが出来上がるというわけ。。。

キャンプ用に一枚欲しいなあと、
松の木の分厚い板を選んで、
お願いすることにしました。
鉛筆の線にそって、ジグソーでカットして、
サンダーで、角を丸めて出来上がり。

どうです。
なかなか良いでしょう?
30cmオーバーのLサイズピザもラクラク乗りますよ。
食べ歩きや、サイト巡り以外に、
こういう実用的な催しが、満足度をかなり上げてくれましたよ。


坂田瑞来油彩画展


私は、絵画については素人中の素人。
高校の時の選択授業も、美術ではなく音楽でしたから・・・・。
子供の時から、絵を描くなどということは
大の苦手で、それは今までずっと同じです。
しかしながら、出張先やその移動中に時間があれば
大概、美術館や博物館を訪れて、
絵画や彫刻、写真などの鑑賞に時間を費やすんですよ。

技術的なことは全くわからない、ズブの素人ですが、
実は素人なりに、ある鑑賞方法を持っているんですよ。
それは、何の意味もないことかもしれませんが
いや、間違っているのかもしれませんが・・・。
その方法とは、気付きを心のなかでつぶやくんです。
どのような些細な事でも。。。。

例えば、この「二種類のブドウ」を見ながら、
「ああ、テーブルが水平だ」とか、
「テーブルの向こうは壁だ・・・」とか、
「コーヒーミルは四人分は挽けそうだ」とか、
「テーブルの奥行きは1.5m超えていそうだ」とか
「左から光が当たっている」とか
「額も何やら凄い」とか
それがどうした、というようなしょうもないことでも
一つ一つ心の中で、言葉にしてつぶやくのです。
そうすると、何かが入ってくるような気がするんですよ。

それともう一つ。
そこから発せられる「ご利益」を意識するんです。
「ご利益」というのは、わたしの勝手なこじつけの言葉ですが・・・。
どのような美術品も、完成するまでには
とてつもない労力と、御心が注ぎ込まれていると思うんです。
その、注ぎ込まれたエネルギーが
パワーとなって発せられている。
つまり、私の中での美術館巡りは
今流行のパワースポット巡りとよく似ています。

さて、坂田先生のお家は
我が家から108歩ほどの所。。。
我が家に、愛犬ジャムがまだ居た頃、
お宅の前が、散歩コースだったのです。
ある時、犬好きの奥様がお声がけ下さって
それ以来、ジャムが取り持ってくれた縁で
今ではフェイスブック友達にまでなっていただいて・・・・。
本当に、ありがとうございます。

17点の展示のうち、半分ほどの絵の中に
絵が飾られていることに気づきました。
絵の中に、絵があるんですね。
私は、そのことに妙に惹かれましたよ。

絵の中にある、その絵は、誰が描いたものでしょう?
もしや、坂田寅一先生の絵なのでしょうか?
いやいや、瑞来先生ご自身の絵か、
はたまた、全く違う誰かの絵か・・・?
「空気を描く」と題された、今回の展示ですが
空気感で表現された距離の中に
私は、時間あるいは歴史が封じ込められているように感じました。
勝手な解釈何卒ご容赦願います。
ホームページはこちらです
http://ww35.tiki.ne.jp/~batachan11/index.htm


かがわ・山なみ芸術祭


「手と目の力」と題されたイベント、
かがわ・山なみ芸術祭 三豊市三野町エリアの会場に行ってきました。

香川県内の5つのエリアで繰り広げられる美術展の第一弾です。
この後、牟礼町、綾川町、塩江町、まんのう町などで
次々と開催予定ですよ。
ここ三野町エリアは、「TSUーKUーRU」というテーマで
昨日と今日の開催です。

そのテーマ通り、会場は手作り感満載の展示で溢れています。
大きく分けて、3つのエリアに分かれていますよ。
一つは、様々な作家さんが展示販売する「クラフトフェアエリア」
もう一つは、地元の企業や団体が、地域の物産を販売する「地域エリア」
そして、「暮らしの広場」という、様々なこだわりショップの出店。

この会場となっている場所は、
本来「宗吉かわらの里」という公園です。
日本最古の瓦窯が有った場所だそうですよ。
その公園を、上手く利用した展示形態。

家族連れが、楽しく見て回れるように工夫されています。
風は冷たいけど、時折日の射す天気で
低い讃岐の山々が、全体の良い背景になっています。

クラフトエリアには、36のブースがあって
木工細工や、陶芸、布、毛糸、金属などなど、
様々な作品が鑑賞出来ます。
また、地域エリアには7つのブースがあって、
地元の民芸品や、婦人会の手作り食品など
こちらも熱気あふれるエリアになってますよ。

そして、暮らしの広場には、
23のブースがあって、うどん、パン、玉子、コーヒー、
カレー、蜂蜜、野菜、などなどなど・・・・。
色々食べあるきを楽しみましたよ^^

で、昼食はこんな感じ。
カレーに乗っているのはタコ天ですよ。
ライスは雑穀米。
メッチャ甘い採れたてイチゴ。
うどん粉8に、そば粉2の名付けて「うそん」
そして、コーヒーという寄せ集めランチですよ。
☆「うそん」は、カマ喜riが提供。

それを思い思いに、讃岐の空の下で頂くというわけです。
どうです。贅沢でしょう?
とりあえず、大体のご紹介まで。。。
ブロッコリー早食い競争のことや、
廃材で作ってくれる、カッティングボードの事はまた今度。
かがわ・山なみ芸術祭ののことはこちらで・・。
http://www.monohouse.org/yamanami/index.html
まだ始まったばかりですよ^^


やさしいハンカチ展


ここに、1枚のハンカチがあります。
このハンカチの原画は、福島の小学生が書いたものです。

その絵を元に、従姉妹がデザインして
ハンカチに仕上げたんですよ。
これ以外に、福島の小学生232名の絵が
このようなハンカチになったんです。
それは、JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)が開催した
「やさしいハンカチ展」という催しによるもの。。。

「やさしいハンカチ展」というのは、
232名の福島の子どもたちの絵をもとに、
デザイナー385名がハンカチをデザインし、
全国で展示販売するというものです。
完成したハンカチは絵を描いた子どもたちへ贈られるとともに、
販売収益も各小学校へ還元し、
被災地の未来のために役立てる使い道を、
子どもたちが主体となって考えるんだそうですよ。

子どもたちとデザイナーが一緒につくった元気のでるハンカチを、ぜひご覧ください。
http://handkerchiefs2.jagda.org/#type=image&sort=&filter=
作品をクリックすると、原作者の子供のことや
デザイナーの情報が見られますよ。

残念ながら、四国での巡回展は予定されていないようです。
最寄りは、広島、それから大阪。
もしもチャンスがあれば、覗いてみたいですね。


ミッキーがやってきた


私は、とあるメーリングリストに席を置いています。
今年で創設15年になる老舗のメーリングリストです。
15年前といえば、まだインターネットはアナログ接続で、
接続すると、「ガ~ピリピリピリ・・・」と音がしていた時代です。
そのメーリングリストのメンバー同士で、
毎年、年賀状コンテストを開催するのですが、
今年は、久しぶりに入賞致しました。
そして、その賞品が届いたんですよ。

それは、ブリキのミッキーマウス。
なんともレトロなムードでしょ?
ぜんまい仕掛けで、歩くようになってます。

ミッキーマウスについて、あんまし詳しくないので
果たして、これは年代物なのか、
それともレプリカなのか、
判断はつきかねるのです。
しかし、作りは時代を感じる。。。。
なんとも味のある佇まいです。
いわゆる、ハートにド・ストライク!!^^

そのメーリングリストには、本当にお世話になっているし
随分助けられたものです。
近頃は、いわゆるROMを決め込んで
投稿はしていないんですが、
そんな私に、このようなステキな物を頂いて・・・・。
なんとお礼を言ったらよいものやら・・・。

せっかくなのでノスタルジックなアメリカのカメラと、記念撮影。
いかにも古い、ミッキームービーの雰囲気でしょう?
宝物が増えました^^
年賀状はこちら・・・


夜桜見物2013


例年よりかなり早く咲き誇った今年の桜。
例年よりかなり威勢が良いような気がするんですが、
それは気のせいでしょうか?
その勢いに誘われて、
兄弟二家族で、夜の花見に出かけました。

戸川公園、桃山公園、すすきヶ原などなど
いろいろ候補に上がったんですが、
最終的には、豊岡町の山の神公園に行きましたよ。
真冬のスタイルで、防寒対策は完璧です^^

そして、メインディッシュは我が家特性おでん。
ガスコンロで、温めながら頂きました。
日が沈むとまだまだ寒い!
温かおでんが身にしみます^^

我々以外には、4グループほどがいましたが
十分広いので、気兼ねない距離感で陣取りました。
特に提灯などもありません。
街灯しかありませんが、それがまた良い感じ。。。
キャンプ用ガスランタンで、テーブルだけを照らしました。

隣のサイトから、小さな女の子が遊びに来てくれて、
それがきっかけで、周辺とも和んだ雰囲気で過ごせました。
エチケットやマナーなど、基本的なルールの中で
車も近くまで入れるし、何しろ桜が美しい!!
来年もここが良いねぇ、と
つくづく話しながら帰ったんですよ。
ここ、オススメです。


とんしょキッチン


前々から気になっていた、「とんしょキッチン」に
やっと行くことが出来ました。
何と言っても、場所がわかりにくい。。。。
これまで、何度も近くまで来ていたんですが、
見つけられず、断念して帰っていたのです。

「とんしょ」というのは、「頓所」のこと。。。。
消防団の駐屯所・・・詰所のことですね。
建物の横には、半鐘台が立っています。
携帯電話の中継アンテナが、いたるところに立った今
そびえ立つという程の高さではない半鐘台に、
時の流れを感じますね。

この「頓所」跡を利用した、フリーマーケットが
「とんしょキッチン」というわけです。
キッチンの名の通り、基本的に食品がメイン。
でも、北欧雑貨などもありましたよ。
また、頓所の2階では 「春のがま口作り」というワークショップも開かれています。

採れ立ての新鮮野菜あり、
緑米のおはぎあり、塩むすびあり、
地元観音寺のイリコあり、
産みたて卵あり・・・・・
そうそう、炊きたてご飯で卵かけも食べれるそうですよ。

他にも、ラスクやベーグル。
KOGUさんのパティスリー・クリームパンなどなど
スイーツもふんだん。
また、新居浜の「みんなのコーヒー」さんの豆も販売してました。
あと、イタリア帰りのイケメンジェラート屋さん。
我が家も、塩おむすびと、おはぎと、クリームパン、
レタス、コーヒー、カリフラワーと、
色々買いましたよ^^

そして、もちろんジェラートも。。。
これらの食材を引っさげて、
この後、琴弾公園でガッツリいただくのでありました。
次回は4月1日(月)の開催だそうですよ。
お時間が合う方は、是非体験してみて下さい。


Focus Real Owner


先ずは、率直なご意見をお伺いしたい。
この写真についてですが、いかがでしょう?

夕暮れ時の海岸で撮影した、マイカーのJeepです。
水平線に沈む夕陽を、車に写して撮ってみました。
さらにもう一枚。。。。

角度を変えて、夕陽を車の反射で撮ってみました。
う~~ん。まだ、ピンと来ないなあ。
実は、自分の車の写真と、
それにまつわるエピソードというのを、
今、必死こで練っているんです。
というのも・・・・・・・

またまた始まった、Jeep Real Fair.
Jeepオーナーが、自慢の愛車の写真を撮って
エピソードを添えて応募する。
選出されると、ポスターや看板などの屋外広告、
DM、WEB広告など様々なメディアに使われるというものです。
そのことも魅力的ですが、
今回はプレゼントがハンパなく良い!!!

なんと!!!
Jeepのロゴの入った、ビクトリノックスのスイスアーミーナイフ。
同じくJeepのロゴ入りKlean Kanteenの水筒。
同じくJeepのロゴ入りマグライト!
この3点セット、めちゃ欲しい!!
嫁さんに「1万円だったら買う?」
と聞かれたので「即買う」と答えました。
さらに「一万円以上だったらどうする?」
と聞かれたので「内緒で買う」と答えました(笑)
何か、これというヒントないですか?
ここの所、そのことで頭いっぱいです。

因みに、前回はこれで一応入選しました。


小さな世界へようこそ


高松市美術館で、「小さな世界へようこそ」という、
5人のアーチストの作品展が開催されています。

展示会場は、写真撮影禁止だったので
作品をご紹介できないのが残念です。
なかなか見応えのある展示ですよ。
チャンスがあれば是非覗いてみてください。
この5人展の中のひとり、照屋勇賢さんの作品を
以前記録したのを思い出したので探しだしてみました。
もう、3年以上前のことです。
六本木の森美術館で、それは展示されていました。
もちろん、写真撮影許可をもらって撮ったんですよ。

エルメスの紙袋が、樹木の形に切り抜かれています。
幹の部分と、葉の部分を切り抜いているんですよ。
そして、腰をかがめて袋の中を覗くと・・・・・

その切り取った幹と葉を組み合わせた木立が、
袋の中に立っているんです。
切り抜かれた部分から、光が入って、
その木立を照らしています。
ミニチュアのジオラマのようでしょう?

次は、おなじみマクドナルドの紙袋。
これも、同じように幹の部分と葉の部分が
別々に切り抜かれています。
そして、中を覗くと・・・・

幹の部分は、Mのマークの黄色い色。
葉の部分には、「早めにおめしあがりください」の文字。
そして、上の穴からは光が射している。。。。
どうも、この風景には風刺が感じられると思いませんか?

この袋も、マクドナルドのものですね。
何かのフェアに使われたものでしょうか?
ドナルドは、ズタズタに切り取られて・・・・

やはり樹木になっています。
そして、ぽっかり開いた穴から
たっぷり光を浴びている。
消費文化に、自然が犠牲になっている
そんな風刺があるような気がするんですが、
皆様はいかがお感じでしょうか?
是非、高松市美術館で現物を御覧ください。


日本中がマチオモイの春


各地のクリエーターが、自分の思いのある「町」を
冊子や映像で紹介する展覧会。。。
「私のマチオモイ帖」というイベントが全国規模で開催されています。

四国では、高松で開催されているというので
覗きに行って来ましたよ。
以下は、ホームページの中の紹介文をお借りします。
**************************
私たちは今、家族や友だち、地域とのつながりなど、
自分を育んできた大切なものをあらためて見つめ直しています。
それは3.11 の震災をきっかけに、
日本に暮らすひとりひとりの心の中に生まれた素直な気持ちです。
はじまりは瀬戸内海の小さな島の町を紹介する一冊の帳面。
ひとりの女性クリエイターが今の自分を育ててくれたの町を、
自分の目線で、自分の言葉で伝えた小さな冊子を作りました。
それを見た町の人々は、
はじめて紹介された自分たちの暮らす町の昔話を楽しそうに話したり、
町を訪れた観光客はそこに載っている場所を訪ねたり、
やさしい波紋を町に広げたのです。
この営みは、2011年「クリエイターが社会に対してできること」をテーマにした
大阪の展覧会で、34組のクリエイターが参加するかたちで発表され
関西を中心に反響を呼びました。

マチオモイ帖は、日本全国のデザイナー、写真家、
イラストレーター、映像作家、コピーライター、
編集者などのクリエイターが、
自分にとって大切な町、ふるさとの町、
学生時代を過ごした町や、今暮らす町など、
日本各地に眠る無数の価値を、
それぞれの思いと共に小冊子や映像にして紹介するものです。
そして多くの人たちの人や地域や社会に対しての思いと重なり合い、
ゆるやかであたたかい共感の輪が広がり続けています。
ガイドブックにも載っていない町や、知らなかった町が、
自分だけの視点で紹介されることで、
今まで見たこともない景色や、新しい日本が見えてくるかもしれません。
*********************

ここ高松会場でも、多くのクリエーターが
あちこちの町を、様々な手法で紹介しています。
地元四国ならではの、よく聞く地名ばかり。。。
次々と手にとって、見て回りました。
そして、感じたことは、
地名は知っていても、その中身はあまりにも知らないことばかり。。。。
そこで育った人、暮らした人が、
独特の目線で地元を明らかにしているんです。
その事柄も、そして見せ方も、さすがに最前線で活躍する
クリエーターの技だなあと感じましたよ。

さて、それらの展示の中には、
我らが地元の「いよみしま帖」もあります。
伊予三島出身のパッケージデザイナーの「塩田愛」さんの作品です。
伊予三島に残る手漉き和紙を紹介しています。
実際に、手漉き職人を取材して、
その時、匠の技を画像に収め、
その写真を、紅白の水引で綴じてあります。
連続した静止画を、ペラペラめくる事によって
パラパラ漫画の要領で、手漉きが動画のように見られる工夫をしています。

そして、最後の方には、実際に漉いて出来た和紙が
数枚綴じられているんですよ。
表紙の「紙すき」の文字は、「紙漉き」と、「紙好き」を
表しているように感じました。
私事ではありますが、途中の製紙工場のシルエットの写真は、
なんと!わたくしの撮った写真を使って頂いております。
お時間がありましたら、是非高松会場に足を運んでくださいませ。
マチオモイ帖のサイトはこちらです。
http://machiomoi.net/