保内町のまちなみミュージアムを散策しました。
駐車場に車を停めたら、
目の前が「旧白石和太郎洋館」。
ここには、専属の解説者が居られて、
詳しく話を聴きながら、館内を見て回ることができました。
ただ、見て回ったら絶対気づかないような
細かなところを、小一時間かけて見学しましたよ。
玄関を入ると、ポーチの照明の飾りには、
世界地図が描かれています。
そして、照明器具は天使が支えていますよ。
窓は上下に開閉するようになっています。
そう、昔の汽車の窓のように・・・。
窓は、重りと滑車でつながっていて、
バランスがとれているので
任意の場所で自在に止まるようになっています。
また、窓の鍵は、昔ながらのネジ式。
その金具は、一つ一つが手作り。
それらを見ていくだけでも、かなり面白いですね。
昭和25年から、平成元年までは、
ドレスメーカー学院として使われていたため、
それらに関する展示もあります。
そういえば一昔前まで、
どこの街にも、ドレメってありましたよね。
その響きさえ、懐かしいなぁ^^
まだまだ、見所がありますが、
それはまた、実際に行って肌で感じていただきましょう。
さて、和太郎邸をあとにしたら、
町並み散策です。
とりあえずダイジェストで・・・・・。
しばし歩くと、土壁の大きな建物がありますよ。
味噌と醤油の「カワイシ本舗」
この土蔵は、観光マップには載ってないんですが、
なかなか味のある佇まい。
こちらは「愛媛蚕種」。
木造3階建の堂々たる建物。
明治17年の建築だそうですよ。
建物も素晴らしいですが、
ここでは今でも、蚕蛾を明かりに呼び集めて
蚕の卵を集めているという。
そんな仕事が、今もあることに驚きです。
町並みを外れて、宮内川沿いにやってくると、
そこには「もっきんろ~ど」という散歩道。
木造りの遊歩道が、
旧東洋紡の赤レンガ倉庫に沿って伸びています。
この街が、伊予銀行の発祥の地だという。。。。
それだけ、昔は繁栄していたんですね。
その繁栄ぶりの、名残りを探しながらの散歩道は、
日本の近代史を感じられる、タイムトンネルです。