先日、近所で
「自然派ワインとクラフトビール
そしておいしいお食事と楽しいみんなと」
というイベントがありました。
その時に、ちょっとした掘り出し物を見つけました。
こうして本と並べると、区別がつかない、
文庫本の装丁を模した小箱。
タイトルは「カフェー 他7題」
作者は関美穂子さんです。
実はこれ、マッチなんですよ。
マッチが8箱収まっています。
関美穂子さんと言うのは、型染めの作家さん。
先ず型紙を切りぬいて、染めるものの上に置き
糊で型を取り、そこに顔料を入れ・・・・・。
複雑な工程を経て出来上がるこの素朴な図柄。
一つのマッチが、一つのストーリーになっています。
例えば、これは喫茶店。
女性がコーヒーを飲んでます。
その裏の絵は、男の人が話している。
つまり、アベックがお茶を飲みながら
語らう様子なんですね。
さて、こちらは劇場。
演目は何でしょう?
アラジンと魔法のランプかな?
はい、こちらは洋菓子店。
版画のような素朴な味わい。
見ていて飽きない。
これが8つも入ってたったの300円でした。
中でも気に入ったのがこれ。
百貨店です。
わが町にその昔有った「トーヤデパート」を思い出す。
車の前輪が浮いていて、
ウキウキしたお出かけ気分が現れています。