香川県の高瀬町の里山で、
田植え前の田んぼを利用して、
「アートでたんぼ2014」というイベントが
開催されていました。
岩瀬池という、大きなため池のほとりの、
背後を小高い山に囲まれ、
まるで忍者の隠れ里のようなところ。
そこだけ、時代を遡った
昔ながらの農村風景のような場所ですよ。
そこの、数枚の田んぼそのものが
アトリエであり、キャンパスなのです。
なかなか、見ごたえがありますよ。
サブタイトルは、「アートとは、いなかです!」
それでは、パンフレットに書かれている
文章をお借りしましょう。
農業は、食物をつくる。
しかし現代史は生産活動の基本構造では、
ものを作ってはいないと言う。
では何だろう?
人類の生産活動、それは差異(関係)の生産であると。
例えば、イスを作る事は、「座れない」ことの、
イスの窮乏を、生産している事となる。
自然から供された食物は、食物そのものであるが、
農業は「記号」を作る。それが分かっている農業は健全になる。
アートでたんぼはそう言う企画になる。
それは「日常のアート」が露見させる人の営みである。
いなかの人々は滔々と生きてきた。
そう、生活に様々なシンボルを配置させて生きてきた。
つねに生産の持つ記号性を鮮明にさせあしらってきた。
だから人は歌い、踊ってきた。
それが「いなか」だった。
う~~ん、ちょっと難しい(笑)
例えば、この傘は、
背の高い竹竿の先からぶら下げられています。
風が吹くと、ゆっくりと上下に動く。。。。
まるで、クラゲが遊泳しているようです。
まあ、その他、ごゆっくりご覧になってください。