「国内出張」カテゴリーアーカイブ

たかが豚の生姜焼き定食


店の名前は「プラスワン」
何度このサイトに登場したことか・・・。

ご覧の様に、どこにでもある喫茶店。
入ったらすぐに週刊誌の棚があって、
新刊がずらりと並んでいます。
いかにもビジネスマンの憩いの場所的でしょ?

そして定食も、どこにでもある感じ。
メインにサラダが添えられて、
ご飯とみそ汁がついてくる。。。。
そんな、ごく普通の喫茶店に、
こんな絶品があるんです。

それがこの、「豚の生姜焼き」
トンカツにするくらいの大きさが2枚。
そのボリュームもさることながら、
こってり絡まったソースがやたら美味いんです。

臭みを消すために生姜を使うというような、
負のベクトルではなく、
なんなら、生姜がメインで豚が脇役くらいの勢いで
パンチの効いた生姜ソースなんですよ。
これを食べると、ああ福島へ来たなあ、とつくづく感じます。


とら食堂・つけ麺


JR新白河の駅の売店にも、
ホテルのフロントの脇にも、
地方発送承ります、と山積みされているのが
「とら食堂」の白河ラーメン。
テレビ番組や、グルメ雑誌で
何度も取り上げられ、
平日でも、行列のできる有名店です。

この日も、店内に入るまでが30分。
入ってからが20分。
皆、当たり前のように並んでいます。

どんなに並んでいても、スタッフは淡々とラーメンを作る。
決して威勢が良いとは言えない。
一杯一杯、丁寧に作っているという感じ。。。。
これもある意味、淡々麺だなあ、、、、などと
馬鹿なことを思っているとやって来ました。

本日のチョイスは、冷やしつけ麺。
先ず、つけ出汁がやって来て、
これからさらに5分待ち。。。
暇なので、出汁を箸に浸けてねぶっていると
やっと麺が来ましたよ。

麺は、縮れた太麺。
喜多方ラーメンと同じ流れを汲んでます。
だし汁は、ラーメンの方もつけ麺の方も
醤油ベースのスープです。
待ちくたびれた胃袋に、染みる染みる。
縮れた麺に、スープが良く絡み
ズルズル入っていきます。
小一時間待って、食べるのが3分という、
回転が良いのに、行列が途切れない
恐るべしラーメン屋ですよ。


黄昏長良川


日中は、なんと37℃を超えました。
噂に違わず、岐阜の夏はハンパ無く暑い。。。。
しかし、さすがに水の都。
日没とともに、吹く風が急に変わり
気温もぐんぐん下がってきます。
ホテルから、長良川の土手まで歩いて15分ほど。。。。
夕涼みがてら、散歩してみましたよ。

長良川に架かる橋までやって来ました。
この橋は、隣には新幹線の鉄橋があります。

車道と、新幹線が並んでいて、
その間に歩道があるという
面白い形態になっています。
新幹線が通り過ぎると、風を感じるほど。。。
もちろん、橋は離れているので危険はないのですが、
結構迫力有りますよ^^

長良川の土手に立つと、その看板の上にちょうど三日月。
この土手の道は、なかなか良い散歩道ですよ。
景色も良いし、風も気持ちいい。

さて、対岸の方を眺めると
さっき消えた夕陽の名残で、茜色に染まっています。
それが川面に写って、美しい。
そして、川風が心地よい。。。。

焦げるかと思うほど、
日中照らしたあの太陽の勢いが
喉元過ぎて、熱さ忘れる調子で
遠い思い出のような気がしてきます。


ネバネバー・ギブアップ


地元では今夜、花火大会だというのに
一人、ビジネスホテルで夕食です。
景気づけにチョイスしたのが、
ローソンのネバネバ系シリーズ。

先ずは、「まぜまぜネバネバ・野菜ごはん」
具材は、オクラと、まぐろ、納豆。
そして、野菜ごはんは・・・・

五穀米ですよ。
ここに、ネバネバ材料をぶっかけて
ご飯と一緒にまぜまぜ。

そして、付け合せにもう一品。
おなじみ、ネバネバ蕎麦です。

蕎麦の上に、オクラと山芋、めかぶ、なめこ、わかめ。
これも、ひたすらまぜまぜ。。。。
暑くて食欲が減退しがちなこの時期は
こう言うネバネバ系が良いですね^^
さあ、あと2日ほど粘り強く頑張ります!


ゴッホのひまわり


泊まっているホテルは、全国にチェーン展開している
良くあるタイプの、ビジネスホテル。
典型的な部屋の作り。
システムバスと、ベッドと、正面に鏡のある小さなデスク。
味気ないっちゃあ、味気ない。
だが、今回の部屋は凄いよ^^

ベッドの脇に、ゴッホのひまわりが飾られている。
もちろん本物じゃない。
それは解っているのだが、いわゆるコピーともちょっと違う。
妙に本物っぽい、立体感がある。

よくよく見ると、刺繍で出来ている。
刺繍なのに、まるで油絵のような風合いがある。
近寄って、見れば見るほど良くできている。
よくコピーできているというより、
刺繍でこれだけ表現出来るということが凄い。

刺繍ということを、よく知らないが
糸の色を集めて選ぶことから始めるとしたら、
結構たいへんな作業だと思う。
う~ん、刺繍のことをもっと知りたくなってきた^^


大垣名物・水まんじゅう


四国も暑いけど、ここ岐阜もめっちゃ暑い!
今日から、しばらく岐阜に滞在です。
この辺りは、木曽川、長良川、揖斐川と
大きな川が流れていて、水都と呼ばれています。
水が豊富ではありますが、
地形が盆地で、夏はめっちゃ暑いんですよ。
去年の猛暑の時も、近くで38℃超えを記録したほど。。。。
そんな街だからこそ、でしょうか
涼しげなスイーツがありますよ。

それがこの、水まんじゅうです。
大垣の駅前商店街には、いくつものお店が
店先に、この水まんじゅうを並べて売っています。
掛け流しの、水桶の中に
水まんじゅうがキンキンに、冷やされているんです。

各店ごとに、いろいろ工夫して
涼しさを演出していますよ。
水まんじゅうは、ぐい飲みくらいの陶器に入っているんです。
それを、お店の人が流水に当てて
プルリンと、取り出すのが面白い^^

一つ一つ、プルリンと取り出して
器に入れてくれるんです。
基本は、葛の皮にこしあんが入っている。
店によっては、オリジナルなものもいろいろ出しているようです。

目にも涼しく、食べてもひんやり。
風流というのが、まさにぴったりの
夏のスイーツです。


福島の春


丸一日かけて、東北福島まで、やって来ました。
東京辺りまでの桜は、もうほとんどが葉桜になっていましたよ。
これなら、もしや福島は桜の盛りかも・・・・。
そう思ってみちのくの地へ降り立ってみれば、
なんと、桜はまだ固い蕾です。

有名な桜並木があるのですが、
こんな状態です。
車を止めて、蕾を観察してみました。

ようやく、先端がピンクになったばかり。。。
満開までには、まだまだかかりそうですね。
日本は、本当に縦に長いんだと
つくづく感じる次第です。
もう一度、花見が出来るかと
期待していたのですが、残念です。
気を落としていたら、
ちらほらと、花を咲かせている花畑を発見。

桜には、時期尚早でしたが、
こちらの花畑で、東北の春を感じてください。
もう、日暮れ前だったので、
花々の色の鮮やかさが、伝わりづらい条件。。。
もう少し、日のある時間なら
鮮やかに撮れたんですけど。。。

今年になって、早3度目の福島ですが、
前回までは、まだまだモノトーンの風景ばかりで
いかにも北国という感じでした。
今回は、いよいよ確実に色づき始め
春の訪れが、ひしひしと感じられます。

季節の春もそうですが、
この地には、一日も早く、
「春の時代」がやって来て欲しいものです。


春小町


今週末は、福島出張。
今年、早2度目です。
家を出てから、ホテルに入るまで、約7時間の旅です。
そして、旅の楽しみと言えば
それはやっぱり駅弁でしょう。

今日の駅弁は、東京駅で買った「春小町」
季節限定という文字に、ついそそられました。
東北新幹線に乗り込んでから、ちょっと遅い昼食。
テーブルの上に、弁当を広げる作業が
旅の情緒を深めるというものです。

窓の外は、生憎の雨模様。
でも、それもまた風情がある。
景色を眺めながら、頂きましょう。

少しずつ、いろいろ入っていますね。
お品書きを見てみましょうか。。。。
☆口変わり。
桜ますの幽庵焼き。有頭海老煮。春色焼売。玉子焼。
筍と菜の花の黒胡麻和え。もずく入り薩摩揚げ。
桜海老三色真丈。茗荷甘酢漬け。
☆揚げ物
いわし胡麻衣揚げ。二色団子串揚げ。
☆季節の煮物
筍巾着。若草信田巻き。里芋。人参。ねじり蒟蒻。いんげん。

☆筍ご飯
菜の花と、桜の花が乗ってます。
あきたこまちは、契約農家の有機栽培のお米を使用。
そして、桜餅が入ってますよ。
のんびり味わっていると、いよいよ栃木を越えて福島へ・・・・・。
ちょうどその頃、窓の外の雨は
雪模様に変わりましたよ。

さあ、今日からしばらく、
みちのく一人旅で御座います。


鴨汁蕎麦


今、ラーメンの世界では 第3次つけ麺ブームだそうです。
つけ麺の定義とは??  wikipediaによると
「茹で上げた麺を冷水で締めてから皿やざるに盛り、
別の器についだ熱い(もしくは冷たい)スープに
一口分ずつ漬けながらざる蕎麦のように食べる」
と、あります。
そして、その発祥は昭和30年とされているようです。
しかし、蕎麦の世界では同じような食べ方が
数百年前の昔から、連綿と受け継がれているんですね。
その一つが、この鴨汁蕎麦です。

JR白河駅前の「第一藤駒」で頂きました。
ネギが嫌いな人だったら、気絶しそうなくらい
ドゥルンドゥルンな白ネギがたっぷり入っていますよ。
漬け汁は、濃い口醤油系の甘辛いタイプ。
そして、そこにはギラギラと脂の輪が出来ているでしょう?

その出所は、この重厚な鴨肉です。
体を温めるねぎがたっぷり。。。
そして、エネルギッシュな鴨がガッツリ。。。
北国の、先人の知恵でしょうね。
見るからに暖まりそうでしょう?

薬味として、小口切りのねぎ。
そして三つ葉。さらに、わさびと柚子皮。
薬味の力で、荒削りな漬け汁が
上品な風味に変わります。
そして、蕎麦は盛り蕎麦。

蕎麦が温かいままだと、あっという間に伸びてしまう。
蕎麦のコシと、滑らかさをキープするためには
茹で上がった蕎麦を、一旦冷水で冷やし
蕎麦に熱を加える工程を終わらせる。
そうすることで、最後まで
蕎麦本来の風味と喉越しが味わえるというわけです。

それでも、大将によると
「蕎麦は茹で上がりがピーク。
後は秒単位で死んでいく。」
したがって、味わいながらも
さっさと食べるほうが良いそうです。
「途中で写真撮ったりは もってのほか!」
「はい!では一気に平らげます!」


駅前イルミネーション


JR白河駅の駅前広場が、イルミネーションで美しく飾られています。
「Lighting the way to recovery」というタイトルです。

復興への道しるべ。。。。。
沢山のLEDで、とても美しく飾られています。
イルミネーションの手法は、四国中央市のそれとよく似ていますよ。
昨今は、LEDを使用するので 大体似てくるのかもしれません。
この、LEDのイルミネーションというのは
目で見て、とても美しく感じても、
いざ、写真に撮ると どうもインパクトが無いんですよね。
目で見たほどの感動が、写真ではなかなか伝わらない。

LEDというのは、発光ダイオードの略ですが
そこから発せられる光は、熱を(ほとんど)伴わないんです。
写真で、温度が伝わるわけでは無いけれど
電球色の温か味のようなものが
LEDの光には足らないのかもしれません。
どうも、キラキラ感が写真に出ないんです。
そこで、ちょっと工夫をしてみました。

まず、これは露光中にわざとカメラを動かして
人為的カメラぶれで、流星群のようにしてみました。
シャッターを押すと同時に、カメラを動かすんです。
さて、次は・・・・。

レンズに息を吹きかけて、
曇った状態で撮影して見ました。

電球色で、暖かな光の駅舎を主体にして
イルミネーションは、全景として使ってみました。
こうやって、色々遊べますよという話しですが、
マイナス2℃では、もう限界。。。
さあ、帰って暖かい風呂に飛び込もう。