「シコチュー探訪」カテゴリーアーカイブ

金砂湖遊歩道


 

 

シコチュー平野から、法皇トンネルを抜けて

金砂湖が見え始めるちょっと手前。。。。。

こんな標識があるんですが、記憶にありますでしょうか?

 

 

この遊歩道は金砂湖の北岸を

柳瀬ダムに向かって伸びています。

 

標識に従って、国道319号線を外れ

しばらく走ると、これ以上車は通れないというところに

駐車場があります。

そこが、遊歩道の始まりなんですが、

なんとも不気味なトンネルが待っているんですよ。

 

 

さて、いつ頃掘られたトンネルなんでしょう?

手掘りで掘られた、そのトンネルは当然照明などありません。

手探りで前進するしかありませんよ。

 

懐中電灯をもって行くのも良いかも知れませんが

ちょっと不気味なものが見えてしまっても当方は関知しません^^

 

 

長さは?。。。。そうですね50mくらいでしょうか?

一人で行ったら、怖くて断念してしまうでしょう。

夏なら、こうもりが乱舞しているんですよ。

今度、ここで肝試ししましょうか?(笑)

 

 

しかし、このトンネルを抜けると

素敵な遊歩道が待ってます。

怖いトンネルのお陰で、俗化されてない。

そして、整備され過ぎてないところが良いんです。

 

 

金紗湖の美しい水面を眺めながら、

気持ちよく散歩が出来ます。

湖面に沿って伸びているので、

高低差が無く、本当に歩きやすい道ですよ。

湖水が少ないときは、人造湖である金紗湖が出来る前の

段々畑の跡や、住宅跡の石積みなどを見ることが出来ます。

しばらく歩くと、湖の真ん中にこんなものが。。。

 

 

この、四角い構造物は、索道の土台跡です。

その昔、まだ佐々連鉱山で、銅の採掘がされていた頃

山を越えて、海辺までつながった索道が

銅鉱石を運んでいたんです。

 

その索道のワイヤーを支える鉄塔がこの土台の上に立っていました。

こんな、歴史に触れながら、

森の中を散歩するのも、

なかなか贅沢な時間ではないでしょうか?

恐怖の洞窟探検から、歴史探索まで、

幅広く楽しめますよ^^


シコチューのお台場


 

「お台場」といえば、東京の港区にある

エンターテイメントスペース。

 

レインボーブリッジを渡り、

フジテレビやビッグサイトや、

様々な楽しい施設の揃った所。。。。。

 

実は、四国中央市の三島地区にも

お台場という地名が残っているのをご存知でしょうか?

 

それは、あの「おいしい広場」の近くにあります。

この大きな看板が目印。

そこの変則的五叉路を北に少し歩いてみましょう。

 

その辺りで、電柱があれば観察してみて下さい。

こんな札がかかっています。

NTTの方は「紡績」と表示しています。

その昔、富士紡績の工場が有った名残ですね。

四国電力の札の表示は「オダイバ」となっています。

そうです。ここが三島のお台場。

 

 

東京のお台場も同じですが、

「台場」というのは、大砲を設置するためのスペースのこと。

ペリーに開港を迫られ、焦った幕府は

主だった港に、大砲を設置する台場を造らせたんですね。

その台場に、幕府に対する敬意を表し「御」をつけて

オダイバと呼んだわけです。

 

 

今、このお台場は金毘羅神宮が祀られ

漁業関係や、船舶関係の方々の信仰の場所として

地元に根付いています。

しかし、埋め立てがどんどん進み、

このお台場も、海から随分離れてしまいましたよ。

大砲を撃っても、沖の船に届かないほど

内陸になってしまいました。


中央構造線、川滝断層


 

 

四国中央市の、隠れた名所をまた一つ御紹介しましょう。

それは、中央構造線が露頭した珍しい断層です。

その場所と言うのは、国道192号線を池田方面に行く途中、

四国別格二十霊場・第十四番札所「椿堂」を目印にします。

 

 

断層の現場近くには、駐車場はありませんので

出来れば椿堂にお参りして

そこに車を置かせてもらうのが良いかも知れません。

でも、お遍路さんの多い時期は、ちょっと遠慮しないとね。

椿堂の横をすり抜けて、山道へ入っていきます。

 

 

かなりな急斜面。

しかも、明らかにイノシシの存在を示す

土の掘り返し跡を見ながらどんどん登っていきます。

椿堂から登る事、約500m・・・・・・

 

 

1枚の案内板と、石碑が建っているので判ります。

しかし、それが無ければ絶対に見つけられないでしょう。

どう見ても、ただの山の斜面です。

 

 

案内板の文章と、見比べるように

その斜面を観察すると、なるほど!

色の違った土の層が、斜めに重なっているのがわかります。

地層と言うのは、古いものの上にどんどん

新しい地層が重なっていく。。。。

 

 

ところがここは、右上の黒い部分が数億年前の地層。

左下の茶褐色の部分が数千万年前の地層。

新しい地層の上に、古い地層が乗り上げる

逆断層になっているんです。

これは、数千万年前に起きた、地殻変動の跡が

地表に現れた、貴重な資料だそうです。

東北大震災を機に、日本中のこのような断層が

改めて注目されています。

もし、機会があれば是非、この悠久の地球の営みに

触れて見てはいかがでしょうか?

タイムスリップしたような、不思議な感覚にとらわれますよ。

 

 


境目峠を訪ねる


 

 

愛媛県四国中央市川滝町境目と、徳島県池田町佐野の、

県境に位置する峠が、境目峠です。

まさに伊予の国と、阿波の国の「さかいめ」に位置します。

 

 

昭和47年に、境目トンネルが出来るまでは

この峠のみが、伊予と阿波をつなぐ道でした。

県境には1917年(大正6年)に

徳島県三好郡が建立した石碑があります。

 

 

 

そこには「従是東徳島縣三好郡」と彫ってありますよ。

ここから東は、徳島県三好郡と書かれています。

この石碑の徳島県側を見てみると・・・・

 

至る、愛媛県川之江市までは、4里7丁と掘られています。

そして、この峠道の両側が

美しい石垣になっていていますよ。

その、苔むす石垣が、

なんとも味のある風景を作っています。

 

 

ほうろう製の、古い看板も残っています。

海から随分離れた所にある峠なのに、

その看板は、かなりのダメージです。

 

 

国道の表示版も残っています。

そう、ここはれっきとした国道192号線だったんです。

川之江の上分から、徳島の池田間の路線バスは

一日10数本も、この峠を行き来していたんです。

車を下りて、この周辺を歩いていたら、

まるで時代劇の一場面を見るような、

不思議な感覚に襲われました。

 

 

 

 

 

 

 

 


遍路小屋プロジェクト


 

日々通る散歩道が遍路道  (邪無)

我が家の近くにも、遍路道の道案内の石標が建っています。

西は、64番前神寺。東は、65番三角寺。。。。

その遍路道沿いに、お遍路さんの休憩所があります。

 

近頃、車で走っていると、

四国のあちらこちらに、このような休憩所が出来ていますね。

 

 

「お遍路さん休憩所。ヘンロ小屋・秋桜・第四三号」

と、書かれています。

 

と、言うことは 少なくとも43軒の休憩所が

]既に建てられているんですね。

う~ん、いったい誰が建てているんだろう。。。

ちょっと調べてみました。

すると、「四国八八箇所ヘンロ小屋プロジェクト」

というのがあるんです。

 

 

 

近畿大学教授で、建築家である「歌一洋」さんが

中心に進めているプロジェクトだそうですよ。

 

この四国全域1400kmの遍路道に、

歩き遍路さんのための、

休憩・仮眠ができる「ヘンロ小屋」を

ボランティアで造っていくという

プロジェクトだそうです。

 

例えば、この「コスモス休憩所」を例に見てみますと、

先ず、土地は四国中央市が貸し出しているそうです。

 

そして、「歌一洋」先生が設計を担当されています。

四国中央市のシンボルの花がコスモスで、

翠波高原はコスモスの名所です。

 

小屋の両側の妻の部分に、

スラリとして立つコスモスのイメージをあしらっています。

屋根も赤みがかっていて、

コスモスの花の色を連想させます。

ベンチの背もたれ部分には、細い木を縦に並べています。

これも、コスモスの繊細さからの発想です。

また、小屋の中のテーブルと椅子は、市章を木で表しています。

 

休憩所の彼方に見える、豊受山や赤星山には

まだまだ、白い雪がかぶっています。

でも、この真新しいヘンロ小屋は

なんとも言えない暖かな空気を

含んでいるような気がします。

 

お遍路さんが休んでいたら、ちょっと声をかけて

お話をしてみたい・・・・・そんな空間ですね。

ヘンロ小屋プロジェクトのサイトはこちらです。

 

 


市民の森


 

四国中央市の川之江地区から、新宮地区への道のりは、

今は、堀切トンネルや、

高知自動車道の法皇トンネルなどが使われます。

しかし、その昔はこの堀切峠がメインの道路で

ここを、一日十数便もバスが通っていたんですよ。

 

 

「峠」という文字は、この場所のためにあるような

典型的な峠道。

 

その地形は、妙に神秘的なムードを漂わせています。

この峠から、尾根沿いに西へ向かって走ること約2km。

そこに、「市民の森」があります。

 

いや、正確には「あった」と言うべきでしょうか?

 

 

駐車場には、今でも観光案内看板が残っています。

しかし、周辺は伸び伸び育った草木に覆われています。

ここも、ある意味神秘的な雰囲気を醸し出している。

 

 

その駐車場から、東へ向かって道が2本伸びています。

右の舗装されている道が、市民の森へつながっています。

しかし、両側から草が覆いかぶさっていて

車が通れる状況ではありません。

イノシシが出てこないことを祈りながら、

100mほど歩くと、突然視界が開けます。

 

 

 

この広い野原を中心に、周辺の森を含めて

全体が「市民の森」という施設だったんですよ。

今も、トイレの建物が低木の中に埋もれていました。

ここには、キャンプ用のかまどの設備もあったし

ピクニックにはもってこいの、良い所だったんですよ。

今はもう、見る影もない寂しい状態です。

さて、もう一度駐車場まで戻って、

今度は、尾根沿いへ出る道を登ってみましょう。

 

 

尾根へ出ると、平らな場所があります。

ここは昔、展望台が有ったところ。。。

その建物は、今はもう無く名残の基礎が残るだけ。

ここから、川之江方面を見てみましょう。

 

 

どうです!この素晴らしい眺望!!

ここで弁当広げたら、楽しいピクニックになりそうだ^^

あいにく、雨上がりで霞んでいましたが

それでも、川之江の町が箱庭のように見えますよ。

きっと夜景も綺麗でしょうね!

夜、ここへ来る勇気は無いですが・・・・(笑)

 


四国高速道クロス地点


 

 

高速道路の側道を走っていると

目の前に突然、キラキラとした

モニュメントが現れます。

 

 

周りの雑草に似合わない、

妙に煌びやかで滑らかな物体。。。。

無限大の記号のような形です。

 

 

実はこれ、四国の高速道路をモチーフにしたオブジェです。

松山道と高松道、

そして、徳島道と高知道。。。。

4本の高速道路の交差点。

 

 

まさに、四国中央市の名前の 由来する地点とも言えるわけです。

ちょうどわが町からは、

どの県庁所在地も1時間で行けるという

まさに四国の中央。

 

逆に言うと、

どこの県庁所在地も、1時間かかってしまうんですけど(笑)

 

 

一応展望台になっていて、

4本の高速道路の複雑なジャンクションが眺められます。

が、実際は雑草に覆われていて

背伸びしないと見えまへんがな^^


寒川しおさい公園


 

わが町に、新しい公園が出来ましたよ。

その名も、寒川しおさい公園。

海辺の広々とした公園です。

 

JAM_1162

昨年末、12月20日にオープンイベントが

行われたばかり。

ほんと、出来立てほやほや。

 

季節柄、まだ芝生が茶色ですが、

春になれば、緑の美しい広場になることでしょう。

 

 

JAM_1152

東の端には、バスケットゴールがあって、

3 on 3が楽しめるようになっています。

 

この辺りの公的な公園としては珍しいですね。

 

 

JAM_1153

このコンクリートの壁は、テニスの壁打ちや、

サッカーのバウンド練習などができます。

 

壁の反対側は、盛り土がされていて、

子どもたちの山登り遊びが出来ますよ。

 

JAM_1154

ネットを使った、ツリー型ジャングルジム。

これなら、ちびっ子でも安心ですね。

 

その他に、シーソーやブランコもありますよ。

 

JAM_1158

さらに、大人用には、数種類の

ストレッチ運動器具が備わっています。

 

この日も、ご近所のお年寄りが、

ウォーキング&ストレッチを楽しんでいました。

 

 

JAM_1160

これらのストレッチ器具は、大人用だそうです。

ちゃんと、大人用のステッカーが貼ってあります。

 

そう言われると、登ってみたくなるのが

子供心というものでしょうが・・・。(笑)

 

 


フライドチキンの夜


 

ケンタッキーフライドチキンを、

シコチューに寄せ付けない、

強力な布陣の若鳥。

 

 

もう何度もご紹介しましたので、もういいと思っていても、

食べるとやはり、みんなに教えたい・・・。

 

焼いてはない、揚げているのに、

四国中央市では、これが焼き鳥なんですよ。

 

 

これは、手羽とズリと肝。

衣のキメが細かいでしょう?

薄い塩味がついているだけ。

店によったら、ガーリックが効いているところもありますが

ここ若鳥は、プレーンな塩味だけです。

 

 

これが、足。

足は素揚げです。

 

このカリカリの皮が美味いんですよ。

中でも特徴的なのが、この肝です。

 

肝は小刻みにせず、丸まま揚げているんです。

ズリもそう。

細切れではなく、ひと塊で揚げています。

 

こいつにかぶりつくのが、シコチューの焼き鳥の醍醐味。

それでは、冷めないうちにいただきます!

 

 


BADBOYがやってきた


 

 

北風小僧がやってきた。

四国中央市の冬の風物詩のひとつ・・・・。

 

 

赤星山の山麓に、

雪が降ると現れる、

BADBOYのロゴですよ。

もう何年前からのことでしょうか?

随分経つと思いますよ。

 

そこだけ木が伐採されているのか、

それとも災害等で崩れた跡なのか・・・?

山に雪が積もり始めると、

そこだけが白く浮かんで見えるんです。

その形が、まさにBADBOYの形。

 

このBADBOYの模様が消えるまで

厳しい寒さが続きます。

そして、BADBOYが消える頃、

法皇山脈に春が訪れるんです。

冬来りなば春とうからじ・・・・。