「国内出張」カテゴリーアーカイブ

福島への旅路


震災以降で初の福島出張。。。
伊予三島駅6時31分発のしおかぜに乗り込みました。
本四連絡橋で、雲間から陽射しが・・・・・。

台風一過、今日は良い天気になりそうです。
陽の光に輝く、海面が美しい。
あっという間に岡山です。

さあ、ここでのぞみに乗り換え。
新幹線は、遅れもなく順調に走っています。
が、残念なことに富士山が見える側の席じゃない。。。。
ちょっとショック!

昨日の悪天候で、旅程を変更した人が多いのか
新幹線は満席状態。
仕方ないので、反対側の青空を眺めて我慢。

さて、昼過ぎにはもう東京。
東北新幹線に乗り込みます。
埼玉県に入った頃から、雲行きが怪しくなってきた。

大宮では、黒い雲が垂れ込んできて
夕方のような薄暗さ。。。。。
那須塩原の手前からぽつりぽつり・・・。

と、思うまもなく大雨に。。。。。。
後方へ流れる雨だれの向こうには
米どころ東北の、稲穂の色が広がっている。
震災から半年の、被災地へやって来ました。
のんきにグルメレポートというわけには参りませんが
仕事の合間に、何かレポート出来るかな・・・?


味噌煮込みうどん


出張先で、うどんを食べることはほとんどありません。
他所で「さぬきうどん」と謳っているところは
ほぼ期待はずれ。。。。
でも、御当地うどんは別です。
稲庭うどんや、ほうとうや、きしめんなどは
機会があれば現地の味を味わいたいものです。
そして、今日は名古屋名物「味噌煮込みうどん」

1人前用の土鍋で出てきます。
グツグツ言ってますよ。
注文してから造り始めるので10分ほど待ちました。
その間、大根と白菜ときゅうりの浅漬けが
お代わりし放題で、振舞われます。

今日は、シンプルなメニューにしましたが
牡蠣入りや、名古屋コーチン入りなどが選べます。
スープは、八丁味噌をメインにしたもの。
そして、このうどんの最大の特徴はと言うと
この味噌汁の中で、うどんを湯がくんですね。
つまり、沸いた味噌汁に 切ったうどんを入れる。
これを、讃岐うどんでやったら、
釜揚げなのか、かけなのか、わからん!

普通の味噌なら、沸騰させると風味が落ちますが
八丁味噌は、沸騰させることで丸みが出るそうです。
湯がいたうどんを、味噌汁に入れるのと違って
まだ芯が残るほどの硬さですよ。
箸で持ち上げたすがたでも、その硬さが伝わるでしょう?
決して、茹でが甘いのではありません。
この硬さが、煮込みうどんの味わいどころです^^

土鍋のふたが、取り皿の代わり。
だから、ふたに穴が開いてないんです。
なるほど~。
感心しているうちにペロリと平らげてしまいました。


浜松餃子「石松」


掛川市の隣に、森町という所があります。
その昔、この町出身の渡世人「石松」が
金比羅参りにいく話は有名ですね。
森町出身の石松さんで、「森の石松」と呼ばれるんです。
清水出身の次郎長さんは、「清水の次郎長」というわけ。
その、「森の石松」の名を名乗る餃子屋さんがあるんです。

「浜松餃子」でググッたら、一番最初に出てきた^^
きっとマチガイは無いだろうと、訪ねてみました。
大通りから少し入ったところに、突然大きな看板!
そして、駐車場はほぼ満車!!

なんとか、車を止めて店内に入りますと
座席は全て埋まっている。
かと言って、行列が有るわけでも無いので
名前を書きこんで、待機しようと思ったら
すでに10組ほどの名前の書き込みが・・・・!
見ると、名前の後に携帯番号を書く欄があって
みんな、駐車場の車の中で電話がかかってくるのを待っているのです。
我々も、とりあえず名前を書いて、
レジ横の壁に貼られた、芸能人の色紙や
グルメレポーターの写真などを観察しながら順番を待ちました。
10組と言っても、餃子ですから15分もすると
お声がかかります。
さて、いよいよ浜松餃子とご対面。

先ず、第一の特徴はこの放射状に並んだ姿。
そして、真ん中に盛られた茹でもやし。
このビジュアルはテンション上がりますね。
タレは若干甘めで、酢は置いてません。
タレにラー油を垂らして準備OK.

餃子は、キャベツがたっぷりで
キャベツの甘味が強く感じられます。
皮は薄くて、一つが一口ですっと入る感じ。
1人前20個が、思ったよりも呆気無く
胃袋に収まってしまって、まだ入る・・という感じでしたよ^^
しかし、そうしている間にも、どんどんお客はやってきて
その雰囲気は、讃岐うどんの繁盛店と同じ空気を感じました。


掛川城下の肴町


掛川夕食ツアー、三日目。
どうしても外せないのが、この鰻です。

「また、ええもんばっかり食べて!」
と、突っ込まれるのは覚悟の上。。。。。。
でも、この鰻は四国では味わえない、
って言うか、ここ以上の鰻に未だめぐり合ったことが無い。。。
それほど、美味いんです!

美味さの秘密は何でしょう?
タレに関しては、東西それほど差は無いと思いますが
大きく違うのが、そのさばき方。
関西は腹開き、関東は背開きです。
関東と言っても、その境目は三重県当たりだそうですが・・・。
四国などはほとんど、腹開きで直火焼き。
ある程度歯応えを楽しむ感じです。
それに比べ、東の方では背開きにして
一旦蒸したものを、焼きあげることで
ふっくらとした食感を楽しもうというものです。
また、一説では武家社会では腹開きが
切腹につながるからと、忌み嫌われたという話もあります。
武家社会といえば、ここは徳川家ゆかりの掛川城下町。
この店の、住所を見てください。

「掛川市肴町」ですよ!
きっと昔から、お城下の肴を一手に引き受けていた町なのでしょう。
この「うな専」のとなりも「甚八」といううなぎ屋さんです。
決して安くは無いこのうなぎ屋さん。(うな重松で1980円)
土用の丑の日でもないのに、どちらも満席です。
どうも鰻というだけで、食費の計算の物差しが狂ってくるんですね。

鰻と一緒に出てくるのが肝吸い。
なんとなく、肝吸いと言うだけで
滋養強壮に効きそうな気がしますね。
「ユンケルの一番高いのより安い」と、
休日返上で働き続ける 出稼ぎ労働者は、
自分に言い聞かせるのでした。


桜海老かき揚げ


 

 

今回の出張は、タイトなスケジュールで

日程も一週間ほどと、短い。

となると、新しい店の開拓というよりは

いつも行く定番の店を、確実にこなすスタンス。

二日目は、十割蕎麦が自慢の「まさ吉」

そして、何より外せないのが

駿河湾名物の桜海老をふんだんに閉じ込めたかき揚げ。

 

衣に埋もれたようなかき揚げでは無く

素材を、ようようつなぎ止めるぎりぎりの衣。

衣は、口に入れたとたん消えていく感じです。

そして、桜海老の香ばしさが一杯に広がる。

このサクサク感。

いや、サクサクという形容も当てはまらない

危ういほどの繊細な衣です。

そして、フキノトウ。

 

 

ほんのり苦味走った風味が

春を感じさせてくれます。

旬の素材というのは 季節感だけではなく、

栄養的にも充実しているそうです。

そして、蕎麦。春の日差しは有るけれど

今日の風は真冬のよう。。。。。

そこで、あったかい蕎麦にしてみました。

 

 

かき揚げの衣の とろけ具合も楽しもうというわけです。

思惑通り、淡雪のような衣が出汁に溶けて

絶妙な風合いの蕎麦に変わっていきます。

讃岐うどんで味わう、天ぷらの衣とは

全く別物の趣がありますよ。

そして、ここ「まさ吉」のテーブルの小さな花瓶には

今日もちゃ~んと、生花が生けられています。

 

 

 


炭火焼き”さわやか”


 

今日から、静岡県掛川市暮らし。

またまた、出張です。

今日も、600km1日かけて 車で走ってきました。

 

ここへ来たら、毎度おなじみ、

とりあえずは ”さわやか”のげんこつハンバーグ。

 

 

握りこぶし程の大きさのハンバーグが

鉄板に乗せられて運ばれてきます。

 

そして、スタッフがおもむろに真っ二つに切って

切り口を、鉄板の余熱で「じゅ~っ!!」と熱します。

その後、上からソースをかけると

さらに大きな音を立てて

ソースが鉄板の上で弾けます。

 

 

この時、ソースや油が飛んで来ない様に

ペーパーマットの手前を持ち上げて 壁を作ります。

大人も子供も・・・・。

作業着姿のおっさんも、見目麗しきお嬢さんも、

誰もがここではアトラクションの参加者。

 

ついつい、和やかな夕食の風景へと

誘われる次第です。

 

 

では、アトラクションを動画でどうぞ^^

 

 


旅すがら


福島から東北新幹線で、もうすぐ上野駅。。。
新幹線が地下にもぐって行くちょっと前。。。
遠くに、「スカイツリー」が見えました。

東京駅に着いたなら、
大きな荷物はコインロッカーへ。
そして、山手線に乗り込んで
聖地・秋葉原へ。

まだ、10時前だったから
どこの店も開いていません。
店が開くまで、あちらこちらをぶらりぶらり。。。

そういえば、少し前にホコテン再開したんですね。
でも、平日だから車が一杯^^
おおっ!  ここがあの有名な!!

AKB48劇場のあるビルですね。
本当は入って見て、熱狂振りを体験して見たかった。
しかし、勇気がありませんでした。
結局、電気街の路地の奥の奥で
充電ドライバー用の、アダプターをGET。
680円のお買い物でした。
アキバ詣でを終えたら、東京駅へ舞い戻り
荷物を取って、いざ、四国へ!
のぞみの車内から、美しい富士山が見えました。

実は、みどりの窓口で切符を購入するときに
「混んでないなら、富士山側で・・・」
と、指定しておいたのです。
飛行機のときも国内線なら、
出来れば富士山が見える席で・・・と
お願いすることにしているんです。
富士山を見ると、
なんだか、ラッキーな気持ちになるのは
何故なんでしょう?


富山・ますのすし


昨日の話です。東京駅でのことでした。
そこは、全国の駅弁を取り揃えた 駅弁専門店。
節分と言うことで、コンコースに鬼出現!!
全国から30種類の恵方巻きを集めて
キャンペーン開催中です。
威勢の良い掛け声に誘われて、店内へ・・・・・。

恵方巻きだけではなく、その他にも日本中の駅弁を
選べると言うことで、店内は大変な賑わいです。
あまりにも種類が多く、なかなか決められない。
と!その時、ビビッと来たのがこの弁当。
富山の「ますのすし」です。

まず、この入れ物にビビッときました。
上の2本の竹と下の2本の竹に、
太目の輪ゴムがかけられて
蓋に重石を置いているのと同じ状態にしているわけです。
輪ゴムを外して蓋を開けてみましょう。

天然の笹でしっかりと覆われています。
笹は毒消しの役目もあるのでしょうね。
ほんのり笹の香りが漂います。
さて、笹をめくりましょう。

重石が効いているので
一枚一枚、しっかりくっついて
剥がすのが一苦労。
新幹線のテーブルの上で 放射状にめくっていくと
どえらい場所をとります。
たまたま隣が空席だったから良かったけれど
これ、隣で広げられた日にゃぁ ちょっと迷惑かも^^
これを、付属のナイフで切ります。

めっちゃ柔らかい!
ご飯は締められてしっかりしているけど
上の鱒は、ハンパ無い柔らかさ!
酸っぱい香りと、鱒の香りが入り混じって
食欲をグングン刺激します。

半透明で 超柔らかいのに、口に運ぶと
濃厚な鱒の旨みが、寿司飯と抜群の好相性。
隣が空席であることが、
逆に残念な気持ちになってきましたよ^^


白いたい焼き・ファミマプレゼンツ


さあ、3週間ぶりに四国の地を踏みましたよ。
東北新幹線~東海道新幹線~山陽新幹線~瀬戸内線~予讃本線
毎度の事ながら、ちょっとした旅です。
そんな旅すがら、こんなものを発見。

といっても、発見したのはファミマですから
もうすでに知れ渡っているのかも知れません。
発見したときも、どうせ温めて食べないといけないし、
道中のおやつにはなあ~と、
思いながらも手に取って、そのずっしり感に心惹かれた次第です。
でっ、目に止まったのが
「冷蔵庫で冷やしてお召し上がり下さい」
とのお言葉!!
おおっ!神のお許しが・・・!!

写真は、「カスタードクリーム」ですが
「こしあん」は神の心が変わらぬうちに・・・と
写真を撮る前に うっかり瞬食してしまった。
ひとつ食べ終えると、観察する余裕が出てきましたよ。
改めてじっくり見てみると
汚れ無き白さ。
そして、米粉が生むモチモチ感。

こしあんも(確か)そうでしたが
カスタードの甘さは控えめです。
「レンジで温めますと一層美味しく頂けます」
なるほど、HOTのときに甘さ基準を置いているんですね。
温めると、もう少し甘さを感じるのでしょう。
朝の駅弁と、昼の駅弁の間に
たい焼き2個も食べたから、
本当なら、丸亀あたりから
走って帰るべきだったかも知れません。


伊予製麺!??


ちょうど3週間の出張でした。
いよいよ、今日が最後の夜。明日は四国への帰路に着きます。
最後の夜、何を食べて旅を終えようか・・・・。
レンタカーも返してしまい、歩いて行ける所・・・・。
アテもなくふらふらと歩いていると、ちょっとした人だかりが。。。
女子高校生が記念写真を撮ったりしています。

看板を見てください。
「伊予製麺」です!
と言っても、初めて聞く名前ですが・・。
なんと、東北福島で伊予の文字を見ることになろうとは!
しかも、手打ちうどんです。
日本中、何処へ出張に行っても
うどん屋には先ず入りません。
大体が がっかりするから。
でも、伊予と書かれるとちょっと興味を惹かれますね。
早速のれんをくぐってみましょう。

四国では、ごく普通に見られるセルフタイプのうどん屋です。
入ったらまず、お盆を持ってレーンを進みます。
次のポイントで、かけや、釜あげ、釜玉、などの種類と
大盛りと並みの選択をします。
次は、トッピングを選択するコーナー。

天ぷら類の種類は豊富。
茄子、かぼちゃ、さつまいも、ゲソ、キス、イカ、レンコンなどなど・・・。
値段も80円から130円と、かなりリーズナブル。
鳥からや、ウインナーなんかもありますよ。
おにぎりやいなり寿司もありますが、これらは
コンビニのそれのように、ナイロン包装されたものです。
私は釜天を注文。あと、レンコン天とげそ天をチョイス。
釜あげが上がるまで、しばし店内観察。

「故郷は四国の伊予。選び抜かれた原料を使用し 
 手打ちの技法に心を込めて昔懐かしい味」
なんだか、コッパズカシイ^^
「四国製麺は、四国八十八箇所巡礼お遍路さんの
 唯一楽しみの食べ物・・・・昔ながらのこだわりの味」
日本語が少し変です。
海外で、間違った日本が伝わっているみたいな^^

そうこうしているうちにうどんが出来上がりました。
揚げたてうどんは、当然熱々で
玉子をいい感じに半熟に仕上げてくれます。

麺も、しっかりエッジの立った艶のあるうどんです。
腰も問題なし!
かなりなレベルです。
四国でも、これ以下がかなりある。
オプションはというと、サクサクのレンコン天。
写真を撮る前に2口かじってしまった。

げそ天は、四国のそれと比べると
半分くらいの大きさしかありませんが、
いろいろ味わうには このくらいのほうがいいかも ですね。
ざるうどん、かけうどん、釜あげうどんの並みが260円。
これも、四国の某セルフ店チェーンと同じくらい。
この街には、吉牛、すき家、松屋、などもありますが
この値段なら、十分勝負出来るでしょうね。
せっかくの福島最後の夜を、うどんで終えることが
勿体無いような、明日へ続くステップのような
微妙な心持ちでございます。