アウトドア雑誌を見ていると、
このタイプのローチェアが良く出ている。
作りはシンプル。
背もたれのパーツと、座面のパーツの
2つのパーツから成り立っています。
背もたれの部分の足元のスリットに、
座面用のパーツを差し込む仕組み。
使わない時は、2つのパーツを重ねて
スノコのように、片付くというスグレモノ。
早速、真似してみようと、
ホームセンターで材料を買ってきましたよ。
材木コーナーで、松の角材を購入。
これが、使える形の中では一番安かった。
あんまり反っていても使えないし、
あんまり高級品では買ったほうが安い。
とりあえず、これで作ってみます。
大体の寸法でカットしました。
仮組みしたらこんな感じ。
もし上手くいったら、寸法を公開しましょう。
とりあえずは試作です。
後は、木ねじをねじ込んで固定して完成ですが、
ここの寸法は、すわり心地に大きく影響するので
ちょっと、シミュレートしてからネジ止めします。
木の厚みによって、2種類の長さのねじを用意。
松材は柔らかいので、充電ドライバーで
簡単にねじ込めます。
見栄えを意識して、
ネジをねじ込む位置をマーキング。
ちょっとした事で、出来栄えのクオリティーが違う。
これが背もたれになるパーツ。
布はまだ張れてませんが、
木材の組み立てはこれで完成。
次は座面のパーツを組み立てます。
均等に隙間を開けるために、
板を挟んでスペーサーとして間隔を揃えます。
はい。座面のパーツの完成。
これで木ねじをねじ込む作業は終わり。
ここまで、15分位でしたよ。
背もたれパーツに、座面パーツを差し込んで
ローチェアの基本形が完成。
背もたれと、座面を、このように重ねると
コンパクトに収納できるというスグレモノ。
さて、続いて背もたれ部分の
布貼り作業です。
布の寸法は、こんな感じ。
外注(嫁)に縫製を依頼しました。
布は、家具屋さんで見つけたテーブルクロス。
生地として探して買うより、お安いですね。
さて、この布にハトメを打ちますよ。
先ずは穴あけ作業。
カッターナイフ用の下敷きを台座にして、
ポンチで穴を開けます。
片側に6ヶ所、合計12箇所の穴あけ。
そして、次はハトメ打ち。
これって、居間のテーブルなんかの上じゃ
力が分散して上手く行きません。
万力などの鉄台があれば良いのですが、
無ければ、外に出て、
コンクリートの上などの固くて平らな所で
作業したほうが上手くいきますよ。
ハトメが打てたら、木枠にセットして
ロープを通していきます。
靴紐を通す要領で、交互にクロスしながら。。。
最後に、上を固定して出来上がり。
どうです?
既成品に勝るとも劣らない出来栄え。
サイドに鋲止めするよりも、
生地に掛かる力が分散して、体重をかけても大丈夫。
キャンプマニアプロダクツのローテーブルと、
まるで誂えたようなフィット感。
座面を収納する時は、
背もたれのロープをちょっとゆるめて、
上部から座面パーツを滑りこませます。
座面パーツが収まったら、
もう一度ロープを縛ります。
これで、全体が一体化して、
運搬するときも、車に積むときも、
コンパクトに収まるというわけです。
いかがでございましょう?