先日の「ジャジャわん祭り&じく」の時。
わざわざ今治から友人が、
古いカメラを持って来てくれたのです。
このカメラは「コニカⅠ型」
戦後、初めて作られた国産カメラです。
何度か、マイナーチェンジがあったのですが、
本機はⅡ型に移行する直前の最終型です。
初期のものは、底面に
「made in occupiedJapan」の刻印がありますが、
これは、「made in Japan」です。
初期のレンズはf=3.5でしたが、
本機はf=2.8が付いている。
しかも、HexerではなくHexanonが付いている。
したがって、かなり新しいのかと思いきや、
距離計目盛りはフィート表示。
新旧の基準が入り混じっているので
あるいはレア物かもしれません。
レンズは沈胴式と言って、普段は短く収め、
使用時は、引き出して固定するシステム。
50mmの焦点距離で、若干長くなるレンズが、
携行時はコンパクトになるというわけです。
ファインダーの右側にあるボタンが、
巻き止め解除ボタン。
このボタンを押してから、フィルムを巻き上げます。
フィルム巻き上げと、シャッター機構は、
全くシンクロしていないので、
巻き上げなくても、どんどんシャッターが切れて、
うっかり多重露出してしまいます。
お見事と言いたいくらい、絶妙なバランス。
素晴らしいデザインですね。
またまたコレクションが増えて、
ニヤニヤが止まらない、春の夜でございます。
こまちくん!ありがとう!!